東部海域沖合の病院船

(VOVWORLD) -この軍医船は、チュオンサー島に駐屯している兵士や、現地の住民、あるいは、海で災難に遭った漁民への救急治療をするため、現代的な整備を十分に備え、熟練した医師、薬剤師、看護師がいます。

ベトナム海軍の第4管区に属する、「カインホア-01病院の船」とも呼ばれる561号軍医船は、2012年4月26日に進水され、2013年初めから本格的に活動しました。この軍医船は、チュオンサー島に駐屯している兵士や、現地の住民、あるいは、海で災難に遭った漁民への救急治療をするため、現代的な整備を十分に備え、熟練した医師、薬剤師、看護師がいます。

561号軍医船の専門的場所は、国内の中央病院と中断設備が整備されている手術室、超音波検査室、X線検査室、CTスキャン、減圧室などがあります。全ては、本土にある病院のような現代的な設備を備えています。

ファン・バン・アン大尉は次のように明らかにしました。

(テープ)

「この船は、複雑な天候や強風波浪の時にも、休むことなく活動しています。それぞれの幹部、兵士たちは、自らの任務を深く認識しており、人々の命を救えるために、全力を尽くして努力しています。」

561号船は、ベトナムだけでなく東南アジア地域における最も近代的な軍医船であると見なされています。そこで、それぞれの幹部、兵士は、海上で災難に遭った人々の救急を際しての機能などを訓練されています。

東部海域沖合の病院船 - ảnh 1

タ・チュン・タン兵士は次のように語っています。

(テープ)

「多くの兵士は、強風波浪のため、船酔いになり、何も食べたくなっていますが、任務を遂行し続ける時もありましたよ。海上で遭難した漁船があったら、その漁民たちに救急手当を行います。漁民の健康が回復した後は、彼らに薬を無料で配ります。」

病院船の主要任務を遂行して、この数年間、561号軍医船は、複数の難しい手術を適宜に実施できました。

軍医船の担当者チャン・バン・ゴック少佐は、「この船に派遣されてから、様々な忘れがたい記憶がある。例えば、ある夜中に、急性虫垂炎になっている漁民への手術を実施したことである。軍医船の医師たちは、その患者の手術を行った後、患者の健康が回復するまで、徹夜で、病状を見守っていた」と明らかにしました。

(テープ)

「海上の救急、救難は主に、海産物をとっている間に、災難に遭い、重傷した漁民たちを救うことです。遭難した漁民がいるという情報を聞くやいなや、私たちは、その現場まで急いで行き、救急手当を実施します。軍医である私たちは、人の命を救うために、全力を尽くすと認識しています。」

稼働を本格化させてから8年間経ち、561号軍医船は、チョオンサ島と「DK1リグ」の幹部、兵士、現地住民、漁民に常時に診療、治療、薬の提供を実現し、また、2年に1度健康診断を行うという任務を果たす他、2014年の3月25日から4月16日に多国間共同訓練「コモド(KOMODO)」に参加しました。

コモドは、インドネシアとその周辺海空域で実施される人道支援・災害救難に関する大規模な多国間共同訓練で、ASEAN諸国の他、ロシア、アメリカ、日本、中国、インド、オーストラリアなど計18か国が参加しました。

ベトナム海軍が外国での訓練に部隊や艦船を派遣するのはこれが初めてですが、船の中で、3件のマイナーな手術を実施した他、数千人のインドネシア人に診療、治療、薬の提供を行いました。

広々とした沖合の真ん中に、真っ白な船で目立っていること赤十字の姿は、遭難中の漁民にとって良い兆候、まさに「助け船」的な存在です。

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