バクソン村は中国と国境の町、北部クァンニン省モンカイ町の貧しい地方ですがその村に住む少数民族サンチ族の女性ニンモクサウさんは富を作る女性として当地でよく知られています。
サウさんの家の軒先には小さな雑貨店があり、塩、お菓子、米などが並んでいます。サウさんは次のように語りました。
(テープ)
「村の人々の殆どは稲作をしてますが私は様々な仕事で生活を送ってます。たとえば、豚の飼育、豆腐作りなどです。子供の生活を富にする必要があります。子供は通学しなければなりません」
このように語ったサウさんは故郷の土は地味で肥えていないから作物はむり。豚と猪の飼育という方法を選んだと明らかにしました。
現場の肉声
この4年間、サウさんは猪の飼育をおこなってきました。当初、彼女は資金がなかったので、親戚からお金を借りて、2頭の猪を飼っただけですが現在、彼女が飼う猪は年々増えています。サウさんは次のように語りました。
(テープ)
「猪の餌はタピオカやバナナ、野菜などです。猪の飼育は簡単ではありません。豚の餌は米やタピオカです。豚の飼育は簡単です」
(現場の肉声)
サウさんの飼育している猪の数は30頭にのぼり、豚は2頭です。サウさんの毎日の仕事は非常に忙しいです。
サウさんは次のように語っています。
(テープ)
「毎朝、4時起きして、いろいろ準備した後、主人はモンカイ市場で豚肉を売りにいきます。そして、私は豚に餌をやり、豆腐を作ります。午後は市場で豚肉を売ります。収入は日日平均で20万から40万ドン(約1千円)です」
(現場の肉声)
一方、バクソン村人民委員会のグェンバンホァン委員長は次のように語りました。
(テープ)
「サウさんは優秀な女性です。彼女が飼育している猪の数は30頭ほどです。収益は年平均、3千万ドンから4千万ドンで(20万円)です。彼女を手本にして、村の多くの人々も猪を飼っています」
現在、サウさんの生活はかなり豊かになっています。彼女は村の多くの家庭を支援しています。サウさんはベトナム山岳地帯の貧困解消事業において立派な成績を上げた代表的な女性になっています。