ビンズオン省の殆どの農産物は、ベトナム基準や、国際基準、有機農法に沿って生産活動にハイテクを導入しています。

アンタイハイテク農業地区でのメロンの栽培（congthuong.vn）

この数年間、農民、分配者、消費者は農産物の生産と消費の連携に配慮しており、農業製品の国内市場への出荷に努力しています。

タンキエン農業生産協同組合のグエン・タン・キエン会長は次のように語りました。

（テープ）

「農民たちは、連携して農業生産を行うと、大きな利点に恵まれます。それはまず、自分の製品を安定的に消費することが出来るからです。次は、販売価格も安定になることでもあります。各省庁、部門は、訓練コースやセミナーを開くことで農民、生産協同組合を補助してきました。」

一方、ビンズオン省農業農村開発支局のダン・ヌ・タム副支局長によりますと、現在、ビンズオン省の関連各部門は、農産物の質的向上と消費先の安定化、付加価値の向上に投資すると共に、貿易振興活動や、農産物の需給連携などを行っているということです。

（テープ）

「この数年間、ビンズオン省の農業部門は、著しく発展しており、農業製品の付加価値の向上を目指して、農業開発を注視しています。2019年12月、同省人民評議会は、決議16号を発布しました。この決議は、農業製品の生産と消費を両立させて実現することや、農業部門の再構築、農業農村開発に貢献するため、生産協同組合、企業、農民を補助することが狙いです。」

他方、ビンズオン省人民委員会の指導を受けて、商工局は関連各部門と連携して、国内外の企業の生産・加工・経営システムに現地の農産物製品を持ち込んでいます。また、商工局、農業部門は、関連各部門と連携して、農産物とフルーツの消費先の安定化を図るため、貿易振興計画の立案、企業や生産協同組合、農民のテコ入れプログラムへの参加の補助を行っています。ヌ・タム女史はさらに次のように語っています。

（テープ）

「栽培、畜産、加工生産の分野は農業製品の生産・消費の連携に優先されています。栽培分野は、工業用樹木、ゴムの木、果樹、根菜、観賞用植物、薬草、畜産分野は、家畜、家禽、加工生産分野は農産物の加工・収穫後の消費、農業生産とエコツアーを含んでいます。」

輸出用グアヴァの栽培（thoibaokinhdoanh.vn）

特に、ハイテク応用農業地区の建設や、ハイテク農業生産、有機農業法を行う企業の設立に集中して、国家基準と国際基準に達する栽培、畜産の発展に突破口を作り出すことになっています。

ビンズオン省の農業生産発展企画によりますと、2025年までに、ハイテク応用栽培面積は総栽培面積の3割に占める5万ヘクタール、ハイテク応用畜産の割合を総畜産農場の3割に発展させる方針です。ビンズオン省人民委員会は、経済発展に関する2025年までの重要な目標を設定しています。これに基づき、農業部門の質的向上や環境にやさしい農業生産を重視すること、農産物の栽培と加工産業、消費市場を結び付けて実現すること、一カ所に農業生産地区を建設すること、生産活動への先進科学技術の導入を加速させることになります。

農業生産活動と農産物商号作りに関わるこれまでの結果は、農業製品の確実な生産・消費の連携に向けた重要な前提となります。その上で、国際参入過程においてビンズオン省の農業商品は確実に発展することでしょう。