バクカン(BacKan)省は北部山岳地方にあり、まだ様々な困難に直面しています。現地住民の生活は主に農業、林業依拠にしています。統計によりますと、同省における貧困家庭の割合は19%にのぼっています。そこで、バクカン省は飢餓一掃貧困解消を目指して尽力しています。
バベ県チョラ村に住むホアン・ティ・ウットさんは「トウモロコシの栽培で生計を立てているので生活は大変困難でした。2009年に行政当局から水牛を1頭支給されたJ半年前に、その牛は子水牛を出産した。その他、バベ県の女性会から融資を受けた資本金で生産活動を行ったお陰で、生活は安定してきた」と明らかにしました。
ウットさんは次のように語りました。
(テープ)
「行政当局から支援を受けたため、我が家の生活はだんだん改善されてきました。引き続き牛を飼育します。現在、私は頑丈な家を建てるようになりました。とても嬉しかったです。我が家のような貧困な家庭が行政当局から支援を受けるよう期待しています。」
バクカン省パクナム(PacNam)県は貧困家庭が最も多い地域です。2003年に同県の貧困家庭の割合は72%でしたが、2013年には40%に低下しました。この成果は、行政当局の努力であり、特に、貧困解消に関する国家目標プログラムの援助によるものです。
パクナム県ボック・ボ村に住むト・バン・ナムさんの家庭は以前にも貧しい状態にありましたが、無農薬野菜の栽培と販売により生活は改善されるようになった。」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「以前、稲に従事しましたが、生活はとても困難でした。でも、2005年以来、無農薬野菜の栽培プロジェクト及び貧困世帯向け政府の支援プログラムの実施により、資金、種子、生産技術を提供された為、1千ヘクタールの面積に野菜を栽培することにしました。その野菜は家庭内で消費するだけでなく、販売用に大量出荷をしました。その結果、この数年間、我が家の生活は一段と改善されました。」
2013年に、パクナム県は政府の貧困な県支援プログラム、及び山岳地帯と少数民族居住地の経済社会発展プログラムの支援金で、生産発展、科学技術の移転、幹部育成などを行いました。現在、それぞれの地方は国家の補助に頼らなくなりました。
パクナム県人民委員会のビ・ズイ・トウエン副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「我が県は2020年までに、貧困家庭の割合をバクカン省の割合以下にする目標を掲げています。そこで、2014年、県全体はこれらの飢餓一掃貧困解消プログラムを集中的に実現することにしました。」
政府の飢餓一掃貧困解消プログラムなどを通して、パクナム県の住民だけでなく、他の地域の貧しい人々の生活が改善されるよう期待しましょう。