(VOVWORLD) - ダナン市のハイテクパークが設立されてから7年経った現在、投資誘致を順調に行っています。このハイテクパークはベトナム国内に3つあるハイテクパークの1つで、優遇政策が適用されています。
ダナン市のハイテクパークのインフラ整備に1兆9千億ドン、約87億円あまりが投資されました。ハイテクパークの面積は400ヘクタールを超え、ハイテク産業や科学技術の振興を目的とし、入居企業には行政手続きの支援や様々な投資優遇政策が設けられています 。現在、2億5千万ドル相当の投資プロジェクト10件が行われており、その中の3件は100%の外資プロジェクトです。
ダナン市のハイテクパーク管理委員会のドアン・ゴック・フン・アイン副委員長によりますと、今年初め、政府が公布した優遇政策やAPEC首脳会議のプラス影響を受け、国内外の投資家は相次いで殺到してきました。アイン氏の話です。
(テープ)
「我々は投資誘致の加速や外国のメディアを通じてのダナン・ハイテクパークのピーアールを行う計画があります。また、有望な投資家と会見し、優遇政策を紹介します。APEC首脳会議を機に、我々は幾人かの投資家との連携が図られました。今後、大規模な投資プロジェクトが行われる可能性があります。これはダナン・ハイテクパークの発展に弾みをつけるでしょう。」
ダナン・ハイテクパークとホーチミン市のハイテク地区、及びハノイのホアラク・ハイテクパークは国内でも上位の3つのハイテク地区であり、投資誘致の促進を目指す優遇政策が適用されています。これらの地区に対する投資プロジェクトは操業中は、借地代が免除され、およそ138億円規模の投資プロジェクトに対しては30年間にわたり、優遇税制や法人所得税の免除、輸入品の関税の減免などの優遇措置が適用されることになります。また、ダナン・ハイテクパークで働く外国人や国外在留ベトナム人の投資家、専門家、労働者の親族に対して、マルチプルビザ(数次ビザ)が発給されます。ダナン市人民委員会のフイン・ドク・トゥ委員長は次のように語りました。
(テープ)
「ハイテクの発展は正しい方向で、効果を上げています。これは、高い収益をもたらし、質の高い人材をつくり、市の迅速で多面的な発展に寄与するでしょう。」
2017年APEC首脳ウィークが成功裏に行われた後、ダナン市は投資誘致の促進に力を入れています。現在、インフラ整備への投資が集中的に行われ、ハイテク地区行きの路線バスの運行、労働者向けの住宅、幼稚園の建設などが計画されます。同市促進の発展計画には情報技術と観光が投資優先分野に位置づけられています。