ドンナイ省のFDI誘致

FDI=外国直接投資が様々な困難に直面している現在、南部ドンナイ省は同分野で伸びを見せています。今年上半期、ドンナイ省が誘致した外国直接投資額は8億2600万ドルに達し、今年全体の目標を達成しました。これにより、ドンナイ省は外国直接投資誘致の3つの上位地域に入っています。

ドンナイ省のFDI誘致 - ảnh 1
写真:Bao Dong Nai

ドンナイ省、ロンタイン県のロンドク工業団地に進出したペガサス シマモト オート有限会社は自動車部品を生産しており、タイ、インドネシア、日本に年平均およそ175万の製品を輸出しています。同社は投資を申請してから許可証を受け取るまでわずか10日間でした。また、同省の工業団地管理委員会と関係各機関はプロジェクトの早期稼動に有利な条件を作り出してきました。ペガサス シマモト オート有限会社の みな・まさみち社長は次のように語っています。

( 日本語のテープ)

同社の投資プロジェクトは今年上半期に、ドンナイ省が投資許可証を発給した37件の新規投資プロジェクトの中の一つです。新規プロジェクトは主に日本、韓国、台湾で、ハイテクや裾野産業に集中しています。これまで、ドンナイ省は外国投資誘致を強化するため、行政手続きの改革や投資許可証の発給、関税、税関手続きの簡素化などを進めてきました。その結果、省内の各工業団地への投資プロジェクトに対して許可証発給の所用期間は9日ないし25日間に縮小されました。一方で、工業団地のインフラ整備や道路の改修も促進され、企業に便宜を図ることが狙いです。ドンナイ省工業団地管理委員会のマイ・バン・ニョン副委員長は次のように語りました。

(テープ)

「私たちは投資家らに対し、ここに投資すれば、成果を収められると説得する必要があります。ですから、インフレ整備やサービスの質的向上などに力を入れなければなりません。また、ドンナイ省とホーチミン市、及び近隣各地を結ぶ道路の改修・建設を進めています。年初から、これらの道路は相次いで開通されています。」

ドンナイ省の指導部と関係各機関は常に企業と力を合わせ、生産・経営に関する困難の解決に取り組んでいます。一例をあげると、去る5月、省内の各工業団地の労働者たちは過激分子に唆され、社会秩序を乱し、企業に損失を引き起こしたことを受け、同省の指導者らと関係各機関は企業に対する賠償や減税など様々な援助措置をとってきました。これにより、各企業は早期に生産の安定化が図られました。ドンナイ省に駐在する台湾企業協会のコウ・シメイ会長は次のように語りました。

(テープ)

「ドンナイ省の関係各機関は問題を適宜に解決してくれました。また、行政当局が取ってきた混乱状況の収拾や企業の生産安定化の支援、特に、関税、税関手続きに関する解決策に満足しています。」

これまで、ドンナイ省が誘致した外国直接投資プロジェクトは1430件を超え、額にして250億ドルあまりに上っています。同省で事業を行っている多くの企業は生産を拡大し、投資を増額させてきました。

今後、ドンナイ省は投資誘致の強化に向け、社会秩序や企業の安全保障の確保、ハイテクや裾野産業の人材育成に力を入れる方針です。ドンナン省人民委員会のチャン・ミン・フック副委員長は次のように述べています。

(テープ)

「私たちの第一の関心事は行政手続きの改革です。その中で、ワンストップ体制に向けての投資環境の改善、行政手続きの改革を促進しています。この改革を進めてきましたが、現在は県レベルで行っています。また、企業との会合の開催を継続し、企業の意見に耳を傾け、困難の解決を支援します。」

ドンナイ省は行政改革やインフラ整備、困難の解決など、具体的な行動で企業を支援していることで、さらに多くの外国人投資家を引き付けることでしょう。

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