(VOVWORLD) - 中部ニントゥアン省、ニンフォック県、フォックハウ村は大規模な田んぼづくりを試験的に行うモデルに選ばれました。
フォックハウ農業総合サービス共同生産組合は総合経営を大規模な田んぼの耕作と連携させるモデルを発展させています。これは地元の農業生産に弾みをつけるとしています。
大規模な田んぼづくりは生産効率や競争性が高い商業的農業の発展を目指すことから、農民と企業に大きな利益をもたらすとともに、安定した農産物の出荷を確保すると予測されています。
フォックハウ農業総合サービス共同生産組合は大規模稲作と豚畜産を両立させ、バリューチェーンの構築を進め、一定の成果を収めてきました。大規模な田んぼづくりに参加した農家は最初の53戸から現在、447戸に増え、資金は3億ドン(約145万円)から15億ドン(約556万円)を超えたということです。また、家畜の品種の供給と製品の消費とを連携させるモデルをつくる一方、フォックハウ会館を設立し、畜産技術に関する研修会を開きました。フォックハウ農業総合サービス共同生産組合の組合員の一人は次のように話しました。
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「先ごろ、豚の畜産農家の発展を目指す貸付申請手続きに関する研修会に参加しました。豚畜産に関する経験はありますが、研修会では豚の餌の作り方が手解きされました。農民たちはこうした研修会に参加でき、嬉しかったですよ。」
農民らは黒豚が飼育しやすく、売れ行きが良いことから、黒豚を飼うことにしました。黒豚の一部はフォックハウ会館を通じて観光客に売られますが、残りはホーチミン市のいくつかの企業と結んだ契約に従って出荷されるようになります。フォックハウ農業総合サービス共同生産組合のクアン・ダイ・ホアン社長は次のように語りました。
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「当社は経営分野の拡大・多様化を計画し、農民の収入のアップを狙っています。先ごろ、当社はニントゥアン省の農民協会に対し黒豚の飼育と農園観光の発展を連携させるため、融資を提供するよう提案しました。」
フォックハウ農業総合サービス共同生産組合が実施している稲作や黒豚の飼育の収益性向上を目指す連携モデルは農民協会の支持を得ました。また、同共同生産組合は農家、国家、科学者、企業の4者連携を順調に行っています。ニントゥアン省農民協会副会長は次のように明らかにしました。
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「今後、フォックハウ農業総合サービス共同生産組合は養豚に携わる組合員、農民を連結させ、製品の地元での販売やホーチミン市の企業を通じての出荷を支援します。」
フォックハウ農業総合サービス共同生産組合はニントゥアン省の他の地方に先駆けて大規模な田んぼづくりに成功しました。このモデルを繰り広げるため、ニントゥアン省の農業農村開発局は専門的な生産地域を企画するとともに生産への先進的な科学技術の適用を進め、地元の独特な製品の開発に力を入れています。これにより、ニントゥアン省の迅速かつ持続的な農業発展が図られるでしょう。