ベトナムシンガポール工業団地はベトナムの故ボーバンキェット首相とシンガポールのゴーチョクトン元首相の構想に従い、1996年2月に設立されました。この工業団地は大きな成果を収めています。この工業団地は南部ホーチミン市、バーリアブンタウ省及びビンズォン省からなる経済発展の三角地帯にあり、地理的に有利な位置にあります。
ホーチミン市から17キロ離れた所にあるこの工業団地は、国際空港と港に近いため、各企業は整備されたインフラシステムと質の高いサービスの真近に。当初、この工業団地の面積は500ヘクタールでしたが現在のその面積は1000ヘクタールにもなっています。1990年代、この工業団地は投資額面でもプロジェクトの件数面でも様々な困難に直面していましたがベトナムとシンガポールの政府から支援を得て、ベトナムとシンガポールの企業による工業団地建設合弁会社が設立されました。ビンズオン省の各工業団地管理委員会のブイミンチ副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「シンガポールの管理者はベトナムと協力して、ベトナムシンガポール工業団地を国家レベルの基準に満たす近代的な工業団地にしました。その上、管理委員会は工業団地にあるので行政手続も簡素化になっています」
ブイミンチ副委員長はこのように語りました。
これまで、この工業団地への直接外国投資プロジェクトの件数は356件で、その投資額は37億ドルにのぼります。国内企業の投資プロジェクトの件数は16件で、その投資額は2兆ベトナムドンに達しています。この工業団地の収益は160億ドルに達し、そのうち、国庫に37億ドルを納め、そしてその雇用者数は1万人にのぼっています。現在、ベトナムシンガポール工業団地は近代的な排水システムが設置されたので環境保護分野におけるモデルと評されています。この工業団地管理委員会の投資協力課のグェンタインチュウ課長は次のように語ています。
(テープ)
「我々は工業団地内のにある各企業から常に意見を集約しています。それらを通じて、様々な困難を迅速に解決してきました。そのほか、我々は関税局や税関機関、国家銀行と協力して、政府の新たな決議と優遇政策を企業に宣伝しています」
グェンタインチュウ課長はこのように語りました。
ベトナムシンガポール工業団地は大きな成果を収めており、国の経済社会発展事業に積極的に寄与しています。この工業団地もベトナムシンガポールの友好協力関係の成果を表すものと言えるでしょう。