ベトナム観光部門の競争力を向上へ

(VOVWORLD) -この数年、ベトナムの観光部門は飛躍的な発展を遂げ、インフラや観光製品、サービスがいずれも改善されてきました。しかし、持続可能な観光発展を目指して、ベトナムの観光部門は観光製品の充実、競争力の向上、外国人観光客の誘致に力を尽くしています。

今年9月現在、ベトナムを訪れた外国人観光客は延べ950万人に達し、2016年同期と比べ、28%増となっています。また、9月分の外国人観光客はおよそ1万人、国内観光客はおよそ580万人でした。その収益総額は約1兆8692億円に上っています。今後、重点的な市場で観光振興を進めることで、年末までの数ヶ月にベトナムを訪れる外国人観光客が急増し、30%という観光部門の成長目標が達成されると期待されています。

ベトナム観光部門の競争力を向上へ - ảnh 1

毎年7月から9月にかけてベトナムを訪れる外国人観光客の数は多くないですが、今年は急増しました。これにより、ベトナムは外国人観光客にとって魅力的な目的地となっていることが分かります。ベトナム観光総局のグエン・バン・トゥアン局長は年末までベトナムを訪れる外国人観光客は増加し続けることから観光部門は専門性を高め、地域と世界各国と競争できるよう、知恵を絞る必要があるとの見解を示し、次のように語りました。

(テープ)

「ベトナム観光は高い成長率を誇っていますが、持続可能な発展を遂げているわけではありません。また、競争力が高くないことから、様々な試練と困難に直面しています。世界経済フォーラムの評価によりますと、2015年~2017年期に、観光競争力ランキングでベトナムは順位を8ランク上げたものの、136カ国・地域の中で、第67位に留まっています。最大の問題点は観光インフラが整備されておらず、観光に対する政府の出資が高くないということです。」

ベトナム観光部門の競争力を向上へ - ảnh 2 観光部門の専門性の向上に関するシンポジウム

観光専門家によりますと、観光部門の競争力を向上させるためには、あらゆる工程で専門性を高める必要があります。ベトナムを訪れる外国人観光客に関してはビザをはじめ、入国手続き、輸送、ホテル、レストラン、観光、娯楽、飲食、ショッピングなどからなるサプライ・チェーンがありますが、これらの工程を統一させなければならないとしています。ダナン市観光局のチュオン・ティ・ホン・ハイン副局長は次のような意見を述べています。

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「移動販売者から自転車タクシー シクロ(Xich lo)の運転手、国家機関までに、観光分野の専門性への認識を向上させなければなりません。観光部門のみの努力は十分ではありません。各レベルや航空の安全保障隊たどは観光発展に尽力する必要があります。」

2016年、世界経済フォーラムの観光競争力ランキングで、ベトナムは順位を8ランクを上げて、136カ国・地域の中で、第67位に立っていますが、やるべき課題は様々あります。その中で、観光振興やビザ発給、安全でグリーンかつクリーンな環境づくりを重視しなければなりません。ティエンミン グループのチャン・チョン・キエン社長は次のように語りました。

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「国際モデルに従うベトナム観光振興評議会を設立するとともに、国家と民間企業の力を合わせ、観光市場の開拓・発展に力を入れていきます。また、重要な市場をグループに分けて、観光製品のPRを進める必要があります。当面、デジタル技術を利用して、低いコストで観光PRを行うことができると思います。」

現在、観光スポットに恵まれる地方は管理方法を刷新すると同時に、グリーンで、親しい環境づくり、文化、歴史体験とシンポジウム、会議への参加を結合する多目的観光ツアーの開発に尽力しています。一方、多くの地方で大規模なリゾートが次々と建設されており、観光のインフラ整備が促進されています。これにより、ベトナムの観光部門の競争力が向上していくことでしょう。

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