世界経済への参入を目指す起業家たち

ベトナム人の起業家ファム・バン・タムさんはテレビの生産、商売に携わって、国内市場でかなりのシェアで販売した上で、外国市場に進出しています。

1980年生まれのタムさんは23歳の時にホーチミン市内の電化製品・電子部品市場であるNhat Tao市場で商売を始めました。これまで、日本、タイ、インドネシア、マレーシア、中国に出向き、テレビやCDデッキを仕入れて、販売してきました。


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商売が拡大して、経験と資本が十分に蓄積した2014年にテレビを組立てる工場を立ち上げました。ASANZOという自社ブランドの液晶テレビを製造販売して、2014年では12万2千台、そして、2016年末まででおよそ50万台を出荷できたとのことです。ASANZOというブランドの液体テレビはラオス、カンボジア、キューバにも輸出されています。タムさんは2017年、2番目の家電生産工場を建設する計画があります。タムさんの話です。

(テープ)

「現在、ある韓国企業が韓国で当社製品を独占的に販売する権利を得るよう、我々と交渉中です。彼らに対し、高い収益ではなく、ASANZOブランドを確保するよう求めました。国際市場でベトナムの農産物だけでなく、電子製品のシェアを拡大するよう希望しています。」

そういう意味で、ASANZOはテレビを突破口に成長して、ベトナムで企画開発される商品をどんどん世界に出していくでしょう。

他方、国内の企業界でよく知られているグエン・トゥアン・クインさんはサイゴン・ペトロ社やサイゴン・ガス、フーニュアン貴金属宝石会社など、複数の大手企業の主要ポストを歴任しています。2015年、クインさんは44歳で起業し、アルファ・ブック株式会社を設立しました。若者の起業と参入についてクインさんは次のように語りました。

(テープ)

「世界経済への参入やベトナム製品のピーアールは単にベトナム製品を各国に輸出するだけでなく、グローバル・バリュー・チェーンでのベトナム製品の結合でもあります。つまり、ベトナム企業はバリューチェーンの一つの輪となり、他の国内企業を通じて、外国向けの製品やサービスを提供することです。」

クインさんによりますと、現在、ベトナム企業のトレードマークは世界的知名度を博していません。ベトナムのトレードマークの持続的な発展と国際市場での地位確保は大きな投資を求めています。それで、ベトナム企業は起業直後、効果的な活動を行い、着実な発展を遂げなければならないとしています。

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