中部地域に対する外国直接投資の成果

2013年、世界経済は様々な困難に直面しましたがベトナムに対するFDI外国直接投資は著しい成果を収めました。


中部地域に対する外国直接投資の成果 - ảnh 1
FDIで建設されたビンディン省の精油所

特に中部各省は850件のFDIプロジェクトを誘致し、その投資額は255億ドルにのぼり、ベトナムへのFDI投資総額の12%を占めました。FDIプロジェクトが多い地方はタインホア省、ハーティン省、ビンディン省、フーイェン省、クァンガイ省です。最大規模なプロジェクトはタインホア省、ギーソソン経済区にある製油所建設プロジェクトで、その投資額は90億ドルにのぼっています。

ギーソン経済区管理委員会のチャンホア委員長は次のように語りました

(テープ)

「ギーソン経済区での製油所プロジェクトのお陰で、クリーン工業、ハイテク工農業、裾野産業、サービスに関する各プロジェクトが展開されます。政府と計画投資省は工業団地の面積を4万5千ヘクタールに拡張することを許可しました。現在、タインホア省は投資環境改善、行政手続きの簡素化を急いでいます」

2013年、イギリスとロシアの合弁会社は中部フーイエン省ブンロ地区で製油所を建設しました。その投資額も17億ドルを31億ドルに増額しました。

一方、ビンディン省ではタイの企業が270億ドル相当の製油所建設プロジェクトを行いました。また、ズンクァット経済区にある製油所プロジェクトは稼動を始め、100億ドルの投資額を誘致しています。

経済専門家の評価によりますと、ベトナムは長年、インフラシステムを整備しており、様々な開放政策を実施しているので多くの外国投資プロジェクトを誘致できるようになりました。2007年から2009年までの対ベトナムFDI投資総額は113億ドル、1998年―2006年期と比べて、4倍増となりました。

特にこれらのプロジェクトの質的向上も配慮されています。中部で実施されている製油所プロジェクトのお陰で、製鋼、火力発電所、ハイテク工業、裾野産業に関する多くのプロジェクトも出ています。これにより、ダナン、トゥアテェンフ、クァンナム、クァンガイ、ビンディンといった各省の経済区はFDI投資のモデルになっており、国の経済社会発展事業に積極的に寄与しています。

日本、韓国、アメリカ、シンガポールなどの多くの企業はベトナム中部を理想的な投資先にしました。故郷の豊かな潜在力を十分に認識している中部各省の指導部は近年、外国投資に関する様々なシンポジウムを開催して来ました。それを通じて、それぞれの地方は地元の潜在力を発揮し、外国投資を引き続き呼び込んでいます。

クァンガイ省人民委員会のカオクァ委員長は次のように語りました(テープ)。

「我が省の指導部は常に外国投資家と協力していおり、彼らの困難を分かち合い、解決しています」

ベトナム中部への外国直接投資額はこれまでに国内総生産の6%を占めており、6万6千人の労働者に雇用創出しましてます。こうした成果はベトナムの近代化工業化事業に多く寄与していることでしょう。

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