ベトナム北部クアン・ニン(QuangNinh)省バイ・トゥ・ロン(BaiTuLong)湾にあるクアン・ラン(QuanLan)島は、11世紀頃から、バンドン(VanDon)古い商港の賑やかな中心となっていました。総面積15平方キロメートルに及ぶこの島の全体は、名勝地であるだけでなく、歴史、文化の価値が保存されています。
現場の肉声
クアン・ラン島への行き方は二通りあります。首都ハノイからですと車で約4時間半ぐらいかかるカイ・ロン(CaiRong)港に到着してから、船で島へ行きます。あるういはハノイから車で3時間ほどかけてホンガイ(HonGai)にゆき、その船着場、つまりハロン湾から、約4時間の遊覧船でハロン(HaLong)湾、バイ・トゥ・ロン湾を観賞しながら、クアン・ラン島へ行きます。
現場の肉声
誰もが一度は海を見たことがあり、また、海の前に立つという夢を持っていることでしょう。しかし、クアン・ラン島の海を一度訪れたことがある人々にとってはこの地の手付かず美しさに驚くはずです。マイリン観光旅行会社に勤めるというライ・バン・クアンさんは、クアン・ラン島に14回も行きましたが、この海の美しさに魅せられ、さらに行きたいと明らかにし、次のように語りました。(テープ)
「私が一番好きなのは手付かずビーチです。ベトナム北部のビーチと違って、クアン・ラン島のビーチは砂が砂糖のように微細で白色です。海水浴場の波は穏やかで、泳ぎに適しています。また、ビーチ周辺はモクマオウ林があり、キャンプをすることも出来ます。」
クアンさんはこのように語りました。
現場の肉声
自然はクアン・ラン島の砂に独特な美しさを与えています。この地の砂は他のところの砂より微細な白色です。海辺沿いにある砂浜は太陽の日差しが差し、ファンタジックできらきら光り輝やいています。クアン・ラン島には、3つの有名なビーチがあります。それは、ソン・ハオ(SonHao)ビーチ、ミン・チャウ(MinhChau)ビーチ、そしてクアン・ラン(QuanLan)ビーチです。ソン・ハオビーチは、長い砂浜に恵まれていますが、海口の傍に近いため波は荒いです。ミン・チャウビーチはいつも波が穏やかです。そして、クアン・ランビーチは三日月形をしていて、モクマオウと松林に囲まれています。
先ほどのクアンさんは次のように語っています。(テープ)
「このビーチは美しくて、夜でも泳ぐことができます。暗い夜に海面は蛍光体の光があるので大変綺麗ですよ。私は夜にも泳いだことがあります。このビーチはとても安全です」
クアンさんはこのように語りました。
クアン・ラン村の神社
ところで、クアン・ラン島周辺にあるお寺や神社も自然のままです。18世紀に建立されたクアン・ラン村の神社は今なお存在しています。この神社はクアン・ラン村の建設と保護に寄与してきたリー・カオ・トン(LyCaoTong)王などを祭っています。クアン・ラン島の神社の守人ファム・コック・ズエットさんは次のように語っています。
(テープ)
「クアン・ラン村神社の建築は18世紀ごろのグェン朝時代の文化を持っています。ベトナムにおける一般的な神社の模様は9割が龍の形をしています。しかし、クアン・ラン村神社の模様は、カイコ、エビ、シャコなど海産物の姿が主要なものでした。これは、昔からこの商港は養蚕と水揚げ業が盛んだったことを示すものでしょう」
ズエットさんはこのように語りました。
リスナーの皆さん、そんなクアン・ラン島へ是非足を運んでみてくださいね。