既にお伝えしましたように、8日から15日にかけて、ハノイ市内の美術博物館で、ベトナム人の三府の聖母崇拝という信仰を紹介する絵画展が開かれています。
ベトナム人の歴史や文化的価値を保存する「生きている博物館」として見なされるベトナム人の三府の聖母崇拝信仰は道徳的にも人文的にも価値を保っていると評され、2016年12月にユネスコ国連教育科学文化機関によって世界無形文化遺産に認定されました。
今回の絵画展で、画家チャン・トゥアン・ロン氏がこの20年間に描いた26点の漆絵が展示されています。これらの作品は、漆の特徴を利用してこの信仰の精神や雰囲気を真実に明らかにすることができたと評されています。
絵画展を訪れた画家チャン・ホアン・ハイ・イエンさんは「絵画展で展示されている絵を見てびっくりした。これらの絵は美しく、神聖な崇拝会場の中にあるような感じている」と話しました。
一方、グエン・スアン・フック首相のUNESCO特派員であるファム・サイン・チャウ大使は、「画家チャン・トゥアン・ロンの漆技術は優れたものである。この展示会は大きなパワーがある」と評価しました。この写真記事で、この絵画展についてご紹介します。