ホーチミン市にある統一会堂は有名な史跡地区であり、魅力的な観光スポットでもあります。この建築物は1868年から1871年に、フランス植民地主義者のベトナム南部総支配人(いわゆる南部総督)の官邸として建設され、当時、「ノロドム官邸」と呼ばれました。
ディエンビェンフー作戦で敗北しベトナムから撤退せざるを得なかったフランス植民地主義者は1954年9月7日、当時の南ベトナム政権のゴー・ディン・ジェム(Ngo Dinh Dziem)大統領にこの官邸を引き渡しました。ジェム氏はこの官邸の名を「独立官邸」に改名し、大統領官邸として使用しました。
1962年、独立官邸が空爆され、破壊されましたが、ジェム氏に再建されました。その設計は、イタリアの建築賞を獲得した最初のベトナム人建築家のゴー・ビェト・トゥ氏が作ったものです。
南部が解放され、祖国が統一してから、独立官邸は「統一会堂」に改名され、ベトナム南北統一のシンボルと見られています。この官邸は激しい戦争を経たものの、昔ままの姿を保っています。この写真記事で、その姿をご紹介します、どうぞご覧下さい。
統一会堂の全景
統一会堂は特別な建築様式がある
メインフロアーへの階段
パーティーの部屋
閣議室
メイン会場
国際客室
国内客室
各国の大使が信任状を上程するための部屋
大統領夫人用の客室
大統領のワーキングルーム
続く・・・