本土から数百海里離れていますが、中部沿海カインホア省に所属するチュオンサ群島の島民や、そこに駐屯している兵士、幹部らは伝統的お正月テトを楽しんでいます。厳しい天候にもかかわらず、兵士らは任務を全うしながら、楽しいテトを過ごしています。
海軍兵士がテトの伝統的料理バインチュンを作る
この数日、文芸公演やスポーツ試合など新春を祝う様々な活動が行われています。これらの活動は離島の雰囲気を盛り上げています。ナムイェット島に駐屯する兵士ホアン・バン・ハイさんは、「家族から離れているが、友達がいるので、寂しくない。文化スポーツ活動を通じて、その友情を深める」としています。
ハイさんの話です。
(テープ)
「今日は、その文芸公演に参加し、うれしく思っています。これは意味深かったですね。離島で、これらの活動は人々の親近感を増します。テトを迎えるため、料理づくりや綱引き、将棋の試合などが行われました。家族の雰囲気に住んでいるようです。」
チュオンサ群島では、元日に国旗掲揚式が行われることが恒例となっています。これは、島民と兵士のよき伝統と見られています。
(現場の肉声テープ)
幹部や、兵士、島民の全員が国旗の下で国歌を斉唱します。その歌声は、広々とした海に響き渡ります。また、兵士達は、国の神聖な領海を守るために尽力すると約束します。ナムイェット島に駐屯するチャン・バン・フン中佐は次のように話しています。
(テープ)
「金星紅旗は祖国のシンボルなので、島民や、幹部、兵士は、国旗の下に立ち、大陸に心を向けます。国旗は島民や、幹部、兵士を鼓舞するものとなっています。」
離島でも花が欠かせない
一方、シントン島では、元日にお寺参りすることは島民の習慣となっています。この島に住むグエン・ティ・ティエムさんは、「毎年、各家族は島の寺に集まって、新年の幸運を祈る」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「島民は、一族として団結しています。本土にいたときは、大晦日に外に出かけませんでしたが、ここでは、各家庭が交流し、一緒にテトの準備をして、楽しいです。」
チュオンサ群島に住む子どもたちも兵士らのテトを迎える活動に参加します。皆が楽しいということです。10歳のチュン・ティン君の話です。
(テープ)
「離島で数回、テトを迎えましたよ。今年は、綱引きや、小船を漕ぎながらアヒルを捕まえるコンテストなどの遊びがあり、楽しかったです。」
これは離島でのテトの雰囲気です。そこの生活は本土と比べると、まだまだ困難がありますが、島民と兵士らは、すべての困難を乗り越え、国の領土保全のために取り組んでいます。