いよいよ新年になりました。新年を楽しむ雰囲気の中で、ベトナムの人々は、昨年国が大きな成果を収めたことを喜んでいますが、今年のへ大きな希望を持っています。

２０１６年は、ベトナムの発展にとって大きな節目であったとみられています。２０１６年１月に、ベトナム共産党の第１２回全国大会が行われました。大会で出された決議は早めに実行に移されました。そして、ベトナム政府は「建設的・清廉・行動する政府作り」という目標を打ち出し、各レベルの行政府は、その目標の達成のために全力を尽くす決意を行動で示しています。これにより、ベトナムの経済社会発展事業は著しい発展を見せいています。２０１６年、ベトナムのGDP国内総生産の伸び率は６．２１％に達しました。また、ベトナムの経営環境は世界銀行のランキングで９位に上昇しています。

２０１６年はベトナムの外交活動が活発に行われました。ベトナムの指導者らは、ロシアや中国などを公式訪問したほか、ASEMアジア欧州会合、ASEAN東南アジア諸国連合、G７先進７カ国の首脳会議などに出席しました。ベトナムは世界と地域の平和・安定・繁栄のために積極的に貢献している国として認められています。

そして、２０１６年は、ドイモイ刷新事業開始３０周年を記念する年でした。この３０年、ベトナムはダイナミックな発展を見せています。ベトナムは、長年高い経済成長を維持しているとともに、２２０の国と地域に商品を輸出しています。また、８８の国・地域と貿易協定を締結しており、７０の国と地域からの投資を誘致しています。そして、国際社会におけるベトナムの威信は日増しに高まっています。これまで、ベトナムは国連加盟１９３カ国の中の１８７カ国と外交関係を樹立しました。また、１５カ国と戦略的パートナーシップを、１０カ国と全面的パートナーシップを築きました。その中には、国連安全保障理事会常任理事５カ国を含む世界のすべての大国があります。

２０１７年、ベトナム政府は、こうした成果を活用して、一連の行動計画を展開することによって国を新しい成功へ導く決意です。新年にあたり、こうした決意が現実になることをベトナムの人々は誰もが期待しているでしょう。