春がやって来ました。ベトナム全国で、桃の花や、梅の花、スモモの花が美しく咲き、ベトナム国民は伝統的お正月テトを楽しんでいます。様々な活動が行われる中で、ベトナムは様々な成果を収めるものと期待されています。
ベトナムは今年、2月3日のベトナム共産党創立85周年、8月19日の8月革命70周年、9月2日の独立記念日70周年、4月30日の勝利の日40周年、ホーチミン主席生誕125周年、ドイモイ=刷新事業開始30周年などを記念する節目の年です。特に、第12回ベトナム共産党大会の準備作業としても重要な意義があると見られています。
これらの重要な任務に関して、グエン・フー・チョン党書記長は「党の戦闘力を高める必要がある」と訴え、チュオン・タン・サン国家主席は「党と政府、および国の発展事業に対する国民の信頼を向上させなければならない」と指摘し、そして、グエンタンズン首相は「国際社会への参入や国際協力の強化などを進めていく」という方針を打ち出しました。
さて、今年に入り、企業法や、投資法、不動産経営法など複数の法案や、法改正案が発効されました。また、民事法改正も進められています。これらは、法整備の健全化だけでなく、国内外の企業にも有利な条件を作り出しています。
また、今年、ベトナムはTPP=環太平洋経済連携協定をはじめ、各国との多くのFTA=自由貿易協定を締結し、ASEAN経済共同体に加盟する見通しです。これにより、ベトナムは、輸出を促進し、外国人投資家の魅力的な投資先、および、外国人観光客の魅力的な目的地としての地位を維持することができます。
各国との発展格差の縮小や、「豊かな国民、強固な国、公平・、民主・文明」という目標を目指しているベトナムは、持続可能な発展や、工業化近代化事業、経済再構築、発展モデルの刷新、国際社会への参入などを進めていきます。
中でも、持続可能な発展は戦略的な選択と見られています。また、ベトナム民族の知恵、本領、決意を示すものでもあります。一方、国際社会への参入はベトナムに新たなチャンスをもたらすものと期待されています。
ベトナムは今年、あらゆる困難と試練を乗り越え、全民族の力をあわせ、国の発展防衛事業を進めていきます。これまで達成されてきた成果や、全国民の努力などにより、ベトナムは新しい成果をさらに収めていくでしょう。