(VOVWORLD) - ベトナムの伝統的な旧正月テトを1か月半後に控え、年末の消費を促す様々なイベントが全国各地で行われています。その中で、国が提唱しているOCOP「一村一品」というプログラムの条件を満たす商品の多くの見本市があり、生産者と消費者の注目を集めています。
「クアンニン省のOCOP見本市2022」 |
12月1日から5日まで、東北部クアンニン省モンカイ市で、「クアンニン省のOCOP見本市2022」が行われ、2万3千人以上が来場しました。見本市では、170のブースが設けられ、クアンニン省だけでなく、多くの地方の商品が展示されました。その中で、クアンニン省の特産品である春雨や海産物、菓子類などが多くの来場者に買い求められました。また、見本市では、クアンニン省と国内各地、および中国とのビジネスマッチングや、クアンニン省の一村一品の通販サイトを紹介するセミナーも行われました。ベトナム農民協会のカオ・スアン・トゥ・バン副会長は次のように語りました。
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「『クアンニン省のOCOP見本市』が国内企業だけでなく、中国やラオスの企業も誘致し、国際的な見本市になることを期待しています。これにより、農民たちの一村一品が広く紹介され、大量に販売されることになるでしょう。そして、一村一品だけでなく、高級品も輸出できると思います」
一方、東北部バクカン省ではOCOP週間が11月28日から12月5日にかけて北部港湾都市ハイフォンで行われました。イベントでは、25の展示ブースが設けられ、春雨、もち米、乾燥タケノコ、シイタケ、スモーク豚肉、ニガウリから作られたお茶などバクカン省の多くの特産品がハイフォン市民に買い求められました。市民の話です。
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「OCOPプログラムの商品を信頼しており、多くの商品を買いました。イベントで紹介されている商品はいろいろあり、どれも買いたいなあという気持ちになっています。OCOPプログラムは消費者に有益で、今後もOCOP商品を紹介する多くのイベントが行われることを期待しています」
旧正月テトまでは、多くの地方でOCOP商品を紹介する見本市などが開催される予定です。これは、テトに向けた国民の買い出しのニーズに応えるとともに、OCOP商品のPRや、国内のサプライチェーンの充実に役立つと期待されています。