(VOVWORLD) - 14日と15日の両日、ハノイで、日本のアニメの中で使用された楽曲をカバーするコンサート「夢の国境」が行われました。
このコンサートは「エイト・ザ・シアタ-(8 the Theatre)」という劇場が実施中の「ウキヨ・キラキラ光る世界」という音楽プロジェクトの2回目目のコンサートです。同プロジェクトは「Wibu」と呼ばれる日本のアニメ愛好者向けのもので、ベトナムにおけるWibuのコミュニティを構築するのが狙いです。
4月にハノイで、そして5月ホーチミン市で行われた1番目のコンサートは日本の有名な漫画「四月は君の嘘」のアニメ化作品の中で使用された楽曲をカバーしたのに対し、今回のコンサートは、「君の名は。」、「すずめの戸締まり」、「天気の子」といった 3つのアニメの中で使用された27の楽曲をカバーして披露されました。コンサートには、16人のベトナム人アーチストのほか、日本とベラルーシから来たアーチストも参加しました。
コンサートのチケットは販売されてからわずか数時間で売り切れとなりました。これは、日本のアニメと漫画はベトナムの若者の間でとても人気が高まっていることを示しています。コンサートの聴衆の話です。
(テープ)
「ベトナムでアニメショーを楽しむのは久しぶりです。アニメが好きになったのは中学校時代ですが、今回のコンサートで、私の子どもの頃を思い出しました」
「コンサートはいろいろな思い出をよみがえらせました。本当に感動しました。コンサートが終わっても、心の中はその気持ちが生き生きと残っています」
1番目のコンサートはクラシック音楽を中心としたのに対し、今回のコンサートはクラシック音楽のほか、ジャズやロックも披露されました。コンサートの担当者グエン・ハイ・フォンさんと歌手タイ・チンの話です。
(テープ)
「今回のコンサートを通じて、若者たちは、エレクトロ・ミュージックとクラシック音楽との組み合わせをはじめ、演奏の方式や形式、規模などについて理解を深めることができるものと期待しています。また、ジャンルは様々で、クラシック音楽のほか、ロックやジャズもあり、鑑賞者に新しい感覚を与えたことでしょう」
「今回のコンサートで、私は8曲歌いました。2回目のコンサートの規模は1回目のコンサートの2倍で、本当に印象的でした。私は、前回より多くの歌を歌い、より大きなオーケストラと一緒に歌を披露できたので、ちょっと緊張しましたが、大きなオーケストラと一緒に歌を歌うことができたのは私にとって得がたい機会でした」
「夢の国境」をテーマとした2回目のコンサートは、21日にホーチミン市でも行われる予定ですが、ホーチミン市の鑑賞者をも魅了するはずです。