カンボジア国会議長のベトナム訪問

グエン・シン・フン国会議長の招きに応え、カンボジアのヘン・サムリン国民議会議長率いる高級代表団は18日午前、ベトナム公式訪問を開始しました。この訪問は両国と両議会の長期的な善隣関係と全面的な協力の促進や多国間フォーラムでの連携の強化を目指して行われたものです。


カンボジア国会議長のベトナム訪問 - ảnh 1

ベトナムとカンボジアは1967年6月24日、国交を樹立しました。それ以来、両国の関係はあらゆる分野で絶え間なく強化、発展しています。


ベトナムとカンボジアの関係、全面的に発展

政治分野では、両国の指導者による相互訪問が頻繁に行われています。昨年末、カンボジアのフンセン首相が再選された後、ベトナムを最初の訪問国に選びました。また、今年初め、グエン・タン・ズン首相はカンボジアを訪問しました。

一方、今年1月、両国ではポルポト政権が転覆し、カンボジア国民が大虐殺から脱却してから35周年を記念する様々な活動が行われていました。経済協力に関して両国の経済、貿易、投資分野での協力は迅速に発展しています。

2013年の両国の商取引額はおよそ35億ドルに達しました。ベトナムはカンボジアで100件以上の投資プロジェクトを行い、工業用作物、石油ガス探査試掘、電気網開発、通信、金融、銀行分野に集中しています。

国防・安全保障分野での協力も強化されつつあります。双方は国境地帯で発生した問題の解決やカンボジアで犠牲となったベトナム志願兵の遺骨収集などで協力し合い、海上の共同巡回を維持しています。また、国境標識の設置が進められ、平和、友好、安定、発展に向けての国境線づくりを狙っています。カンボジア国民議会のヘン・サムリン議長は次のように話しました。

(テープ)

「ベトナムとカンボジアは常に良好な友好と全面的な協力関係の構築に尽力し、国際場裏で互いに支持しあっています。先頃、両国は陸上国境線の画定に関する協定を締結しました。一方、それぞれの主権と領土保全の尊重を基礎に、経済協力を促進しています。」


議会間の協力は両国関係に重要な役割

両国の党、国家、国会、地方行政の訪問団の交換は維持され、全面的協力関係の発展に大きく貢献してきました。また、両国議会は様々な会議を開催し、両国だけでなく、地域の連議院総会にとって重要な意義がある諸問題を取り上げました。さらに、東南アジア諸国との協力関係の強化、拡大を目指し、高い責任感で、各対話に積極的に参加しています。

ヘン・サムリン議長は次のように語りました。

(テープ)

「両国議会と各委員会、及び友好議員グループの代表団による相互訪問が維持されていることは、経験の交換にチャンスをもたらすと思います。前任期に両国議会と国会事務局間の協力合意書が締結されました。これらの文書は双方の友好、団結、協力の強化、持続的な発展の確保に前提を作り出すでしょう。」

ベトナムとカンボジアの関係はこれまで多くの歴史のうねりを経ましたが、現在は日増しに強化、発展しています。今回のヘン・サムリン議長によるベトナム訪問は両国の団結と友好協力関係の深化・拡大に寄与するとみられます。

 

 

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