ベトナムとベラルーシ、伝統的友好関係を強化

(VOVWORLD) -ファム・ミン・チン首相の招きに応じて、6日、ベラルーシのロマン・ゴロフチェンコ首相はベトナムの公式訪問を開始しました。
ベトナムとベラルーシ、伝統的友好関係を強化 - ảnh 1ベラルーシのロマン・ゴロフチェンコ首相(写真:TTXVN)

これはゴロフチェンコ氏の就任後の初のベトナム訪問となります。この訪問は、両国間の伝統的友好関係を強化し、協力プロセスにおける両国の共通の利益を確認するためのものです。

ベトナムとベラルーシは1992年1月24日に外交関係を樹立しました。それ以来、両国関係は伝統的友好関係に基づいて、様々な分野で強化され、それぞれの国の発展に重要な貢献をしてきました。

ベトナム、東南アジア地域におけるベラルーシの重要な相手

ベトナムとベラルーシは常に、各レベルの相互訪問を維持しています。1998年以来、すべてのベトナムの指導者はベラルーシを訪問してきました。一方、ベラルーシの大統領、首相、下院議長、副首相など多くの指導者もベトナム訪問を行ったことがあります。

両国の指導者間の会談と会見で、双方は両国間の伝統的友好と多面的協力関係の発展を重視する見解を表明するとともに、政治、外交、経済、貿易など多くの分野における協力関係で達成されてきた成果を高く評価しました。

ベラルーシのウラジミール・バラビコウベトナム大使によりますと、ゴロフチェンコ首相の今回のベトナム訪問は新型コロナウイルス感染症収束後に行われるベラルーシの指導者による初めてであることから、両国の政治関係の回復と強化にとって重要な意義があります。また、この訪問はベラルーシがベトナムを東南アジア地域における重要な相手の一つと見なしていることを示しているとしています。

ベトナムとベラルーシ、伝統的友好関係を強化 - ảnh 2ベラルーシのウラジミール・バラビコウベトナム大使 (写真:TTXVN)

そのほか、両国は経済貿易・科学技術協力に関する政府間委員会や、軍事技術協力に関する政府合同委員会、科学技術に関する協力委員会、外務次官級政治協議などを通じて、協力メカニズムを維持しています。また、両国は国連、非同盟運動を含め、国際の場においても緊密に連携しています。

両国の相互補完性

これまで、ベトナムとベラルーシは90件の協力協定を締結し、両国関係に重要な法的枠組みを作り出しています。現在、国防、安全保障、貿易、投資、科学、文化、教育、スポーツ、観光などあらゆる分野で協力プロジェクトを実施しています。両国の各地方も関係を結んでいます。さらに、議会関係が強化され、友好議員グループが設立されました。多くのベトナム人の学生がベラルーシに留学しています。

経済分野において、昨年の両国間の取引総額は約1億1400万ドル、そして、年初 から9 か月間は 4600 万ドル以上に達しました。注目すべきことは、ベトナムがベラルーシも加盟しているユーラシア経済連合と自由貿易協定を締結する東南アジアの唯一の国であるということです。これは、ベトナムとロシア、ベラルーシ、カザフスタン、アルメニア、キルギスからなるユーラシア経済連合加盟5か国とのバランスが取れた互恵関係の維持の重要性を示しています。

こうした中、ゴロフチェンコ首相による今回のベトナム公式訪問はベトナムとベラルーシとの伝統的友好協力関係の強化、発展に大きく貢献すると言えます。


 

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