(VOVWORLD) - 9月10日から13日にかけて、ラオスのトーンルン・シースリット党書記長兼国家主席は、ベトナムを国賓訪問しています。
この訪問は、ベトナムとラオスの偉大な友好関係、特別な団結、包括的な協力を示す証であり、両国の歴史における重要な節目となっています。今回の訪問を通じて、両国関係はさらに実質的かつ効果的に深化し、両国国民に繁栄をもたらすことが期待されています。
トーンルン・シースリット党書記長兼国家主席の歓迎式 |
絶えず培われている特別な団結
トーンルン・シースリット党書記長兼国家主席のベトナム訪問は、両国関係が非常に良好に進展しており、多くの成果を上げている中で行われています。この関係は、あらゆる分野における両国の協力を強化するための基盤であるとしています。
その中で、政治的関係はますます深化され、両国関係において中心的な役割を果たしています。両国は常に、ベトナムとラオスの偉大な友好関係、特別な団結、包括的な協力が、両国の党と国民にとって貴重な資産であり、次世代に引き継ぐべきであると強調しています。ベトナムの終始一貫した政策は、ラオスとの協力関係の持続的かつ効果的な発展を優先させ、これを戦略的な任務と第一の関心事と見なしているということです。
党中央対外委員会のレ・ホアイ・チュン委員長は次のように述べています。
(テープ)
「これらの対外活動は党と国家にとって非常に重要であり、両党が党大会決議を履行しており、2026年初頭に予定されている両党の全国代表大会に向けた準備が進められている中で行われています。トー・ラム国家主席がベトナム共産党中央委員会書記長に選出された直後のこの訪問は、ベトナムとラオスの関係に対する両国の党と国家の重要視を再確認する機会となります」
ベトナムとラオスは常に既存の協力メカニズムを推進すると同時に、そのメカニズムを調整する一方、新たな協力メカニズムを展開し、それぞれの国の安全保障と開発に関連する戦略的な課題と政策策定における協力についての議論に焦点を当てます。また、双方は多くの重要分野で協力文書を締結し、新たな発展段階におけるベトナムとラオスの包括的な協力関係の深化に貢献しています。特に、経済、貿易、投資分野における協力は、ベトナムとラオスの関係においてハイライトとなり、2023年の両国の貿易額は16億ドルに達しました。今年初めからの8か月間の貿易額は約13億ドルに達し、前年同期比、16%以上増加しました。
ラオスのトーンルン・シースリット党書記長兼国家主席(左)とトー・ラム党書記長・国家主席 |
より安定的かつ確実な発展を目指す
これまでの訪問や出張で、両国の指導者は常に率直で実質的な意見交換を行い、両国関係をより強固で、安定的かつ効果的に発展させるための方向性を定めました。また、多国間フォーラムで行動を協調し、互いの立場を支持し合っています。トーンルン・シースリット党書記長兼国家主席の今回のベトナム国賓訪問は、地域と世界で多くの変動が浮上している中で、両国関係をさらに深める目的にあります。
先ほどの党中央対外委員会のレ・ホアイ・チュン委員長は次のように語りました。
(テープ)
「訪問を機に、両国の指導者はそれぞれの党や国家の状況に関する情報を交換し、国際情勢について議論します。また、これまでの協力の成果を評価し、両国国民の利益、および地域と世界の平和、安定、発展に貢献するため、今後、協力をより効率化する方針を定める予定です」
新しい時代に入り、地域と世界情勢が急速かつ複雑に推移しています。両国はそれぞれの国の改革事業を成功させ、党大会決議を実現するため、特別な団結の戦略的な意義と重要性を再確認するとともに、両党が達成した原則の貫徹を基礎に、「独立・自主・自力自強・平等・互恵」の精神に基づき、国際通例に見合った全面的な協力関係をさらに強化することで一致しました。
ベトナム・ラオス関係の発展に伴い、トーンルン・シースリット党書記長兼国家主席による今回の訪問をはじめ、両国の相互訪問は、両国の党、国家、国民がどんな歴史時代においても、この友情と協力関係を守り、発展させる決意を再確認するものとなるでしょう。