既にお伝えしましたように、ロシアのプーチン大統領の招きに応え、7日、チュオン・タン・サン国家主席は、ロシアで行われる第二次大戦勝利70周年記念式典に参列するためロシアへ向かいました。サン主席がロシアの重大な出来事に参列する事は「世界情勢、及びそれぞれの国の内政が多大な変貌を見せたものの、かつてのソ連、今日のロシアに対するベトナム国民の感情はいつまでも変わらない」ということを強調したいのです。
サン主席による今回の訪問はロシアの第二次大戦勝利70周年記念式典に参列する傍ら、両国の協力関係の強化を継続するチャンスであるとも期待されています。
ベトナム民族の独立闘争の始まり
70年前に、ソ連国民の勝利は50~60年代に全世界における民族解放闘争、植民地主義者抗戦運動を引き起こすため、有利な条件を作り出しました。ベトナム国民による独立自由闘争の勝利への道のりは、ソ連の勝利から始まったそうです。ロシア訪問に先立って、チュオン・タン・サン主席はロシアテレビ局のインタービューに答え、次のように語っています。
(テープ)
「ロシアの第二次大戦の勝利は1945年にベトナム民主共和国の誕生に繋がるベトナム革命の勝利に重要な貢献をしていました。その5年後、当時のソ連政府は、ベトナム民主共和国の政府を認定すると同時に、ベトナムとの外交関係を樹立する事にしました。これは、極めて重要な歴史的節目であり、両国の外交関係にとって有意義なものであると思っています。」
国際的緊密な関係のモデル
当時のソ連民族の支援はベトナムの1975年春の大勝利に寄与していました。ベトナムとソ連との関係について、サン主席はまた次のように語っています。
(テープ)
「私たちがロシアの第二次大戦の勝利70周年記念式典に参列することは、当然の事です。ご存知のように、世界情勢、及びそれぞれの国の内政が多大な変貌を見せたものの、かつてのソ連、今日のロシアに対するベトナム国民の感情は常に変わらないままです。」
ベトナムとロシアは2001年に、戦略的パートナーシップを樹立し、2012年に全面的戦略的パートナーシップに格上げしました。
この重要な出来事を記念するに当たり、ロシアの指導者に当てたメッセージの中で、サン主席は次のことを強調しています。
(テープ)
「ベトナム民族は、かつての独立闘争と今日の国の建設事業におけるロシア国民からの応援と効果的な支援を永遠に忘れません。ロシアが益々強固で繁栄に発展し、国際場裏におけるロシアの役割が日増しに高まるよう祈ります。」
ベトナムとロシアとの関係は益々発展してゆくことでしょう。