ベトナムにおけるインターネットの発展

(VOVWORLD) - 1997年11月19日に、インターネットは全国規模で本格的に普及するようになりました。それ以来、ベトナムでのインターネットは著しく発展してきました。

今年の「セーファーインターネットデー」は2月6日に当たっています。これは、毎年、インターネット上の安全に関する啓発など様々な取り組みが一斉に行われる日です。現在では世界150カ国以上が参加する取り組みに広がっています。ベトナムでは、インターネット上の安全は、党と国家の関心事の一つとなっています。

1997年11月19日に、インターネットは全国規模で本格的に普及するようになりました。それ以来、ベトナムでのインターネットは著しく発展してきました。

ベトナムにおけるインターネットの発展 - ảnh 1(写真:TTXVN)

ベトナムにおけるインターネットの著しい発展

現在、ベトナムは、インターネット利用者数が世界で最も多い国のトップに立っています。

グローバルなソーシャルネットワーク分析を専門とする会社「We are social」社の統計によりますと、現在、ベトナムでは、インターネット利用者数は、約7793万人に上り、人口の79.1%を占めています。また、1億5000もの移動端末設備、第3世代、第4世代の移動通信システムもほぼ全国をカバーしています。ベトナム国内のどこにいても、いかなるときでもインターネットに接続することが出来るとのことです。

ベトナムにおけるインターネットの発展 - ảnh 2ベトナムインターネット協会のブ・ホアン・リエン会長=PV/Vietnam+

一方、情報通信省によりますと、ベトナムのほとんどの成人はインターネットに加入しています。ベトナムインターネット協会のブ・ホアン・リエン会長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「インターネットがベトナムで展開されてから、ベトナムは画期的な発展を遂げてきました。先ずは、技術インフラ開発です。以前の適度な容量の銅線ケーブルと国際伝送路から、現在は第5世代の移動通信を目指す光ファイバー ケーブル、モバイルサービスへとシフトしています。特に、付加価値サービス、オンラインサービス、デジタルコンテンツサービスを提供する技術は予想外の進歩を遂げています。その一方で、インターネットサービスの使用は、社会経済開発、文化的生活の改善などに貢献しています」

ベトナムは、2025年までに、ASEAN=東南アジア諸国連合加盟諸国に先駆けて、先進的なデジタルインフラを構築するほか、2030 年までに、第5世代の移動通信システムが全国をカバーし、すべての人々が低コストでブロードバンド インターネットにアクセスできるようになるという目標を設定しています。ベトナムにおける海底ケーブルはベトナムによって敷設され、ベトナムでのデータはベトナム人によって製作、保管されるとのことです。

全ての人にインターネット上の安全性を確保

ベトナムだけでなく世界中のすべての国では、ソーシャルネットワークを含むインターネット空間は我々の生活と環境にプラスの影響をもたらす一方、解決すべき多くの問題を残しています。情報通信省所属対外通信局のディン・ティエン・ズン副局長は次のように述べています。

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「現在、ニセ情報や悪意ある情報などは非常に早く拡散し、数秒で測定が可能です。ですから、私たちは、早期にこれらの情報をブロック、無効にする必要があります。人々は憲法と法律に従って、自らの権利と義務を遂行しなければなりません」

ベトナムの高等学校では、サイバーセキュリティは国防・安全保障教育という科目に盛り込まれています。ルオン・テェ・ビン高等学校の生徒であるホアン・ハイ・バンさんは次のように明らかにしました。

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「先生方は常に、ソーシャルネットワーク上でいかなる個人をも中傷したり悪口を言ったりしないようにと注意しています。同時に、悪質なコンテンツには常に警戒し、ソーシャル ネットワーク上での自分の行為には責任を追わなければなりません」

さらに、国家管理機関である情報通信省は最近、Facebook、Youtube、TikTok、Google などの代表と会合を行い、サイバーセキュリティの確保に必要な注意を払うよう求めました。

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