(VOVWORLD) -会議に参加したベトナムの代表は持続可能な開発目標と経済社会発展戦略を両立させることに関するベトナムの経験を分かち合いました。
15日から19日にかけてニューヨークの国連本部で開催中の国連経済社会理事会総会の一環として、17日、「国民の権限増加・平等保障」と題する会議が行われました。会議に参加したベトナムの代表は持続可能な開発目標と経済社会発展戦略を両立させることに関するベトナムの経験を分かち合いました。
ベトナムは2011年~2020年期における持続可能な開発戦略を作成しました。その目的は持続可能な開発と社会の進歩、公平の実現、及び、資源と環境の保護、国の独立、主権の確保を両立させるためのものです。
ベトナムにおける持続可能な開発状況
2011年~2020年期における持続可能な開発戦略には基本的な目標を掲げています。経済に関して、持続的な成長、ひいては、グリーン成長を実現し、クリーンエネルギー、再生エネルギーの開発、食糧安全保障、農業農村の持続的な成長を維持する目標があります。計画投資省のレ・クアン・マイン( Le Quang Manh) 次官は次のように語りました。
(テープ)
「国連の加盟国として、ベトナムは持続可能な開発のための2030アジェンダの実現に積極的に参加しています。我々はベトナムの経済社会発展戦略において持続的な開発目標を設置しました。」
これまで実施されてきた2011年~2020年期における持続可能な開発戦略は前向きな成果を収めてきました。この8年の経済成長率は年平均6.5%に達しました。特に、2018年にGDP=国内総生産の伸び率は7.08%で、一人当たりのGDPは2587ドルに達しました。
経済構造が前向きに転換し、GDPにおける工業とサービス業の比重が増加し、農業の比重が減少し、食糧安全保障が確保されています。教育事業が発展し、教育養成事業への支出が国家予算のおよそ20%を占めています。
今後の持続的な開発目標の実現計画
今後、ベトナムは持続的な開発の強化を目指す多くの対策を実施します。ベトナムは経済発展を強化しながら、経済社会の発展、社会の進歩と公平の実現を行い、国民の物心両面での生活水準の向上を図っています。
この目標を実現するため、ベトナムは持続的な開発目標指数を公表しました。統計総局のグェン・ビク・ラム( Nguyen Bich Lam) 総局長は次のように語りました。
(テープ)
「この目標指数は経済、社会など多くの分野における発展状況を示しています。また、この指数は各部門や機関に統計情報を提供しています。その目的は“誰一人取り残さない”世界の実現ということです」
ベトナムは経済成長と貧困解消に印象的な成果を収めました。国際社会はベトナムのこれらの成果を認めています。