(VOVWORLD) - 新型コロナウイルス感染症抑制後も世界情勢が大きく変動しています。こうした背景の中で、ベトナム観光部門は観光PRやマーケットアプローチのやり方を更新し、国際の場におけるベトナム観光のブランド力の向上を目指しています。
統計によりますと、年初からの3か月、ベトナムを訪れた外国人観光客は延べ460万人に達し、昨年同期と比べ、72%増、新型コロナウイルス発生前の2019年と比べ、3.2%増となりました。これはベトナム観光業が徐々に回復していることを立証するものです。また、国内観光市場も前向きな成果を収めてきました。
観光促進会議 |
ハノイ市の観光局は観光促進活動をベトナム、中でもハノイのユニークな観光商品や独特な観光地のPRに貢献する重要な活動として頻繁に行っています。ハノイ市の観光局のグエン・ホン・ミン副局長は次のように語りました。
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「私たちはいくつかの地方と連携し、観光促進活動を行っています。外国人観光客は主にハノイ、およびホーチミン市を訪れるので、外国のメディアでの観光PRも重要であることをよく認識しています。これまで、CNN放送やフェイスブックなどのSNS=ソーシャルネットワークでPRを行ってきました。ソーシャルネットワークでのインタラクティブ・コミュニケーションを通じて、多くの観光客を引き付けることができます」
文化スポーツ観光省によりますと、今年の観光促進はロンドンで開かれるワールド・トラベルマーケット、中国最大級の旅行博覧会、ASEAN ・中国博覧会観光展示会といった3つの博覧会への参加の傍ら、北米、オーストラリア、中国、ヨーロッパ、インド、東南アジア諸国におけるベトナム観光PR活動に集中するとしています。
特筆すべきは様々な国の映画スタジオで撮影され、年内にアメリカで公開される観光PR動画は観光促進に寄与すると期待されています。ベトナム国立観光局と連携し、観光促進にあたるオキザリス・アドベンチャー社のグエン・チャウ・ア会長は「動画による外国での観光PRが大きな集客力が期待できる」と述べ、次のように述べました。
(テープ)
「ベトナムのユニークな観光地のPRは重要な意義があります。通常、外国人観光客は、自国にはない観光先を探すからです。したがって、ベトナムは、エコツーリズムや文化観光を体験したい外国人観光客に適しています。彼らが検索している情報を観光地のPRプログラムに盛り込むと、大勢の外国人観光客をひきつけるでしょう」
ベトナム観光部門は観光促進の更新により、観光回復に突破口に開き、ブランド力の向上に貢献するとしています。また、今年、外国人観光客延べ1800万人、国内観光客1億1千万人をサービスするという目標を達成すると期待しています。