「平和のための文化祭」印象深いもの

(VOVWORLD) -今回のイベントで首都の各区、県、町の住民5千人を含め、アーチスト、職人ら8千人あまりがパレードや民俗芸能、中でもUNESCOにより、認定された無形文化財などの公演に参加しました。
「平和のための文化祭」印象深いもの   - ảnh 1kinhtedothi.vn撮影

10月10日の首都ハノイ解放70周年、およびハノイ市がUNESCO=国連教育科学文化機関により、「平和の都市」として認定されてから25周年を迎えるにあたり、6日、ホアンキエム湖周辺の歩行者天国で、「平和のための文化祭」が開催され、観賞者の心に深い印象を残しました。

「平和のための文化祭」は3部構成で、第1部が「ハノイの記憶」、第2部が「遺産の流れ」、第3部が「ハノイ・平和の都市、創造都市」が含まれました。メインステージではタンロン古城のドアン門やロンビエン橋、国旗掲揚台など、首都ハノイの有名な歴史的建造物が精巧に再現され、独特な文化歴史空間が作り出され、市民や観光客に首都解放以来の70年間にわたる発展ぶりを物語りました。今回のイベントで首都の各区、県、町の住民5千人を含め、アーチスト、職人ら8千人あまりがパレードや民俗芸能、中でもUNESCOにより、認定された無形文化財などの公演に参加しました。

イベントで1954年10月10日、ベトナム人民軍が首都の解放に進軍した歴史的光景が再現された演目はハイライトとなりました。この演目におよそ1千人の兵士と200人の芸能人が参加し、観客を堪能させました。

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「気持ちがわくわくします。1954年、首都の解放に進軍した兵士を迎えた瞬間に戻ったような感じがします」

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「この光景をドキュメンタリー映画で見ましたが、今、ステージで再現されたこの光景を観賞し、気分が高揚しました」

また、このイベントは若い世代に愛国心を育むチャンスとなり、それぞれの人々に首都ハノイの建設、発展に適切な貢献をするよう働きかけることが狙いです。

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「ハノイの歴史への理解を深め、誇りに思っています。また、国の独立を勝ち取るため、多大な犠牲を払った先輩の功労を尊敬する気持ちを表したいと思います。私たち若い世代は先輩が残してくれた良い伝統を保存・継承するよう頑張ります」

「平和のための文化祭」を通じて、ハノイ市は歴史的・文化的価値をPRするだけでなく、国の観光、経済、政治の中心地としての地位の確立が図られるとしています。また、このイベントの開催は文化産業の開発と毎年の首都解放記念活動との連携戦略の一環であり、首都の文化・観光発展、および持続可能な経済開発の促進を目指しています。

 

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