(VOVWORLD) - バクロンヴィー島(白龍尾島)は北部港湾都市ハイフォン沖合のバクボ湾(トンキン湾)に位置しています。この島は本土から一番遠い島で、100キロメートル以上離れています。
ここ数日、バクロンヴィー島に駐屯する幹部、兵士、住民らは家屋を掃除したり、金柑の木と桃の花を飾ったりなど、伝統的お正月テトに向けた準備に忙しく取り組んでいます。また、海上警察第1管区司令部の代表団が同島を訪れ、幹部、兵士、住民に新年の祝辞を述べ、本土からのテト用品を手渡し、テトの雰囲気を一層豊かにしています。
バクロンヴィー島に駐屯する幹部、兵士、住民らに本土からのテト用品を手渡す |
海上警察第1管区司令部のチャン・スアン・バン司令官は次のように述べました。
(テープ)
「訪問団が島の軍隊と住民らに贈り物を手渡し、新年のお祝いの言葉を述べ、本土の温かさをもたらしてくれました。これは、島に駐屯している幹部と兵士、住民らにとって非常に大きな励みとなります。どんな困難や犠牲、どんな状況下でも、私たちは祖国の海洋と島の領有権を守ることを決意しています。住民が十分なテトを楽しむために、平和で安定した環境の維持に努めます」
伝統的お正月テトに向けた準備に忙しく取り組んでいる兵士ら |
毎年のテトの前に、バクロンヴィー島にテト用品を運ぶことは年次活動であり、同島に駐屯する幹部、兵士、住民らが温かく楽しいテトを迎えるための励みとなっています。これは、国防省や海上警察司令部、海軍の幹部、兵士が島の軍隊と住民に対する配慮と関心を示す意義深い行動です。
バクロンヴィー島に駐屯している兵士の一人ブオン・クオック・アインさんは今年、委任された任務を果たすため、島でテトを楽しんでいます。アインさんは次のように述べています。
(テープ)
「本土の皆様に、温かく、幸せな、家族と楽しい新年をお過ごしいただけるようお祈り申し上げます。各島に駐屯している兵士も委任された任務を立派に果たし、温かい新年を過ごすことを願っています」
海上警察第1管区司令部によるこの訪問は軍の部隊と住民との連携を強めるだけでなく、テトの時に島民に対する配慮にも貢献しています。これにより、バクロンヴィー島の行政府と住民が安心して活動でき、祖国の海洋と島の領有権の保護に力を入れ、海洋経済の発展に貢献することが期待されています。