(VOVWORLD) -2016年~2021年の第14期国会は有権者との会合には多くの前進を見せました。
有権者との会合を通じて、有権者の意見や陳情が関連各部門や機関に伝えられ、政府が国の問題点を解決するための重要な基礎となりました。これは党と政府に対する全国民の信頼を深化させる他、国会と国民との間隔が縮まることに寄与しています。
有権者の願望や思考を把握することは国会議員の重要な任務の一つです。そのため、第14期国会で、国会議員は有権者との会合を積極的に行ってきました。
国民の願望に応えるため、国民とよく会合を行う
グエン・ラン・ズンさん |
有権者と国会議員との緊密な関係作りは国会に求められている要求であり、目標でもあります。そのため、国会はその関係を日増しに緊密化させるため、様々な形で活動方式の改革に力を入れています。
国会議員の有権者との会合が実情に合わせて、臨機応変、かつ、常時に行われています。新型コロナウイルス感染症が蔓延している最中、その活動がオンライン方式で実施された時もありました。
また、有権者との会合が貧困地域や山岳地帯、僻地などを始め、多くの地方で開かれてきました。有権者との会合の実施方法は改革をしながら、参加者を集めてきました。これは国会議員が有権者の願望や意見を理解することに有利な条件を作り出しています。
これらの会合を通じて、経済社会発展支援を目指す特殊政策、電力料金の引き上げ、教科書の品質など国の差し迫った問題に関する有権者の意見が寄せられました。政府はこれらの意見を耳に傾けた上で、適切な解決策を出しました。ハノイ市タイン・スアン地区のレ・ナムさんは次のように語りました。
(テープ)
「市内の洪水、消防、都市の建設秩序の確保、汚職防止など私たち有権者が提出した差し迫った問題が関連各機関に伝えられ、処理されています。現在、これらの問題の解決には変化が見られます」
有権者との会合方式を引き続き改革
知的水準が日増しに高まっていると共に、科学技術が日増しに発展し、有権者が情報へのアクセス・チャンスが多くなっているので、国会議員は有権者に対する責任を果たすため、常に自分の考え方や活動方式を改革しなければなりません。
第10、11、12期国会議員を歴任したグエン・ラン・ズンさんは次のように語りました。
(テープ)
「国会議員は有権者が何を考えているのか、何を望んでいるのか、どんな困難に直面しているのかを理解しなければなりません。それぞれの国会議員は自分が国民の代表者であるということを認識しなければなりません」
ブオン・デイン・フエ国会議長 |
一方、ブオン・デイン・フエ国会議長は「有権者との会合の質的向上を目指し、現場で、当面する問題を解決することに注意しなければならない」と述べ、次のように語りました。
(テープ)
「国会議員がより多くの有権者と会合を行うようにどうすればよいかを研究しなければなりません。会合で、有権者が提出した差し迫った質問をその場で答弁する必要があります。そのため、会合で、関係各機関や部門の代表も参加しなければなりません」
国民の願望を理解し、国民を中心にするというベトナム国会の活動の効果が日増しに高まっており、国民の信頼を得ています。