（写真：TTXVN）

先頃、ハノイで開かれていた第14期国会第6回会議の開幕式で、グェン・スアン・フック首相は2018年の経済社会発展状況に関する報告と2019年の経済社会発展計画を読み上げました。これによりますと、今年始めからのこの9ヶ月間のベトナムのGDP＝国内総生産の伸び率は6.98％に達しました。これはこの10年来、印象的な伸び率とされています。

国会議員は「2016年～2018年期の経済成長率は2010年～2015年期のものと比べて高い」としました。GDPが1.3倍増となり、一人当たりの年収は任期の初期と比べて440ドル増えました。

ベトナム経済は全面的、かつ、正しい方向で成長

2016年～2020年期における初期3年間の経済社会発展任務の実施の結果は前向きです。今年始めからのこの9ヶ月間のベトナムのGDPの伸び率は6.98％に達し、その中で、農業、工業、サービス業が高い伸び率を見せました。これと同時に、マクロ経済が安定的に成長し、インフレ率が抑制されました。中部ビンディン省選出のグェン・ヒュ・ドゥク( Nguyen Huu Duc) 国会議員は次のように語りました。

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「今年始めからのこの9ヶ月間のGDPの伸び率は6.98％に達することは大きな成果であり、政府が効果的に指導したことを示しています。その他、消費者物価指数は4％以下に抑制、国会が出した目標値を下回りました。これは素晴らしい成果です。年末までと2019年の経済が前向きに発展する見通しです」

専門家によりますと、年末までの3ヶ月間の経済成長率が6.1%に達するならば、今年通年のベトナムの経済成長率が6.7%という目標値を達成するとしています。国会財政予算委員会のディン・バン・ニャ( Dinh Van Nha) 副委員長は次のように語りました。

（テープ）

「国内外の情勢は経済社会発展に有利な条件を作り出しました。今年のような高い経済成長率を達成するのは2011年ぶりのことです。注目すべきことは今年、農業が経済成長に大きな役割を担ったということです。農業は年末まで、GDPの3.5％を占めると予測されています。」

2016年～2020年期の経済社会発展計画の遂行に努力

2018年、ベトナムは国会が打ち出した経済社会発展目標を遂行すると予測されました。これは経済社会発展5ヵ年計画の目標の遂行に寄与します。北部フート省選出のカオ・ディン・トゥン( Cao Dinh Thuong) 国会議員は次のように語りました。

（テープ）

「経済成長を社会進歩と環境保護を両立させるということを望んでいます。政府の正しい指導により、今年の経済成長率は6.7％～6.８％に達する見通しです。私たちはマクロ経済の発展、公的債務、中長期投資に関心を寄せています。」

これまで達成した成果を基礎に、国会議員は今年と2016年～2020年期の経済社会発展計画が遂行されることを確信しています。