(VOVWORLD) - 2月9日に公表されたベトナム共産党のグエン・フ・チョン書記長が執筆した本「社会主義とベトナムでの社会主義への道に関するいくつかの理論的・実践的問題」は理論研究者や党員はもちろん、全国民の注目を集めています。
この本は、政治・経済・党建設・文化・社会・国防・安全保障・対外の各分野における社会主義の構築過程を詳しく分析し、社会主義の根本的な価値を強調するものであると評されています。
中央理論評議会の議長を務めるホーチミン国家政治学院のグエン・スアン・タン院長によりますと、この2年、グエン・フ・チョン書記長は6冊の本を執筆し、党建設や社会主義、汚職防止対策などについて理論的にも実践的にも価値の高い研究をまとめました。中でも、「社会主義とベトナムでの社会主義への道に関するいくつかの理論的・実践的問題」をタイトルにした本は社会主義とベトナムでの社会主義建設に関するチョン書記長の今までの研究をまとめたものであるとしています。
一方、ベトナム友好諸組織連合会のグエン・フォン・ガ会長は、この本はベトナムでの社会主義建設事業だけでなく、社会主義に関する世界の研究にも貢献すると述べ、次のように語りました。
(テープ)
「グエン・フ・チョン書記長はベトナム共産党の最高指導者であり、党の代表的な理論家でもあるので、魅力的で価値の高い作品を執筆しました。この作品は、社会主義建設に対するベトナム人民の信頼を醸成させるでしょう。これはマルクス・レーニン主義とホーチミン思想をベトナム革命の実情と合わせて適用していることの現われです。」
他方、国防省傘下の政治学院のダン・シ・ロック副院長は、13回党大会の文献を準備してから現在までチョン書記長が執筆した29件の記事とスピーチを集めたこの本はチョン氏の知恵・精神・人格などを結晶したので、政治学院の教育の質的向上に役立つものであると述べ、次のように語りました。
(テープ)
「この本の価値は高いと思います。これは、軍隊における党の思想を強化するとともに、軍隊に対する党の指導をやめるための軍隊の非政治化を求める敵対勢力の陰謀を失敗させる重要な基盤です。本で出されている社会主義と社会主義への道に関する見解は敵対勢力の中傷論調を否定し、マルクス・レーニン主義とホーチミン思想及び党の路線を守るという効果があります。」
チョン書記長の本を出版した事実(Su that)国家政治出版社のファム・ミン・トゥアン社長も、この本は国民に社会主義を理解してもらうものであると評価し、次のように語りました。
(テープ)
「この間、グエン・フ・チョン書記長は全面的で徹底的な指導を出しています。これにより、全党、全軍、全国民の一致団結・緊密な連携が強化されています。こうした指導は本でまとめられた29件の記事とスピーチで明確に示されています。そのため、この本は読者に社会主義への理解を深めてもらえるものであると思います。こうした本は党員と人民各層に受け入れられています。」
社会主義への道は簡単なものではありませんが、ベトナムでの社会主義建設を理論的にも実践的にも分析したグエン・フ・チョン書記長の本は社会主義への道を明確に描いています。