9日、ハノイにある国家主席官邸で、チュオン・タン・サン国家主席は、日越共同イニシアティブ第5フェーズの実施状況を視察するためにベトナムを訪問中の日本経団連の日越経済委員会の高橋恭平や中村邦晴の両共同委員長と会見しました。
席上、両共同委員長は「ベトナムは日本企業の魅力的な投資先となっている」と強調した上で、「日越共同イニシアティブ第6フェーズの効果的な展開などのために、今後も、ベトナムが日本の中小企業に有利な条件を作り出していくよう」訴えました。

一方、サン主席は「現在、ベトナムは投資法や、企業法などの改正を含め法律システムの健全化を進めており、これは、日本をはじめ各国の投資家に有利な法的環境を作り出す」との見解を示しました。

また、主席は日越大学の建設に触れ、「これは両国間の教育協力の促進や、ベトナムの人材の質的向上などに寄与する」と評価しました。