14日午後、ハノイで、グェン・タン・ズン首相はベトナムを訪問中の日本の中根外務大臣政務官と会見しました。
席上、ズン首相は地域の平和、繁栄に向けて全ての分野における両国の協力関係を深化させていきたいというベトナムの終始一貫した政策を確認しました。また、ズン首相は「来る7月日本とメコン川流域諸国の首脳会議に出席する際に両国の指導者は政治、外交、経済、通商、投資、海上安全保障、労働の各分野での戦略的パートナーシップの一層の強化を目指す措置について討議する」と明らかにしました。
一方、中根外務大臣政務官はベトナムに対するOAD援助を継続するという日本政府の政策を再確認するとともに、「日本はベトナムの人材育成、裾野産業、農業を支援する」と明らかにしました。
ベトナム東部海域いわゆる南シナ海の問題に関し、中根外務大臣政務官は先頃マレーシアで開かれた第26回アセアン東南アジア諸国連合諸国の首脳会議の宣言を歓迎した上で、DOC=海上行動宣言と1982国連海洋法条約に沿ってこの海域における平和、安定及び航海自由の維持への支持を表明しました。