26日午後、名古屋に到着した直後、ベトナムのグエン・スアン・フック首相は「参入と発展しているベトナム」をテーマとしたベトナム・日本経済政策ダイアログに出席しました。
ベトナムと日本企業の代表を前にして演説を行ったフック首相はベトナムと日本との「アジアの平和と繁栄のための広範な戦略的パートナー関係」があらゆる分野において良好に発展していることを高く評価すると共に、「清廉で人民と企業のための政府づくりと経営環境改善に取り組んでいるという政府の決意を強調しました。フック首相は次のように語りました。
(テープ)
「2017年、ベトナムは投資、経営環境を整え、アセアン加盟諸国の中でトップ4に入ることを図っています。これを実現するため、ベトナムはインフラ整備、行政手続き、人材育成などの面に残されている問題点を解決しなければなりません。特に、各経済セクターとの平等を重視する他、企業の発展に有利な条件を作り出す必要があります。」
TPP=環太平洋経済連携協定の履行に関して、フック首相は「両国は2020年をめどに、両国間の取引総額を600億ドルに増やすことができる。」と述べました。また、「日本がマンゴ、レイシなどベトナム産の果物を輸入することを高く評価すると共に今後も日本にベトナムの水産物、電子部品などを輸出できるよう希望を表明しました。