ベトナム時間8月31日朝、アメリカのニューヨークで、第4回世界議会議長会議に参加した際のベトナムのグェン・シン・フン国会議長は日本の大島 理森衆議院議長と会見しました。
席上、フン議長は「両国の高級代表団の相互訪問、議会や友好議員連合会による交流会を常に行なう必要がある。」と強調しました。また、フン議長は日本議会に対し経済に関する合意書の遂行を支持し、ベトナムへのODA政府開発援助の増額を日本政府に働きかけるように要請しました。
ベトナム東部海域、いわゆる南シナ海の複雑な状況について、フン議長は「1982年の国連海洋法条約や国際法に従って、あらゆる紛争を平和措置で解決し、関連各国は海上行動宣言の効果的遂行、海上行動規範の早期作成というベトナムの終始一貫した主張」を強調すると共に、この問題を巡るベトナムの立場に対する日本の政府と議会の支持を受けたいとの考えを示しました。