ベトナム・日本、農業に従事する企業フォーラムを開催
12日午後、ハノイで、農業分野に従事するベトナムと日本の企業によるフォーラムが行なわれました。「着実・持続可能な農業の発展に向け、企業の連携強化」と題するこのフォーラムでは、ベトナムと日本の企業は農業のハイテクの応用と移転や、両国の農産物の輸出強化策について話し合いました。ベトナム水産物公社のグエン・ヴァン・タン副社長は次のように語りました。
(テープ)
「水産物の質に対する日本の要求は他の市場よりかなり高いです。原産地、養殖所、加工技術に関する証明書を求められる商品もあります。しかし、国の優遇政策によって、私たちは日本市場に参入する事が出来ると思います。日本はこれからベトナムの水産物の主な輸出先になります。」
ホーチミン市にあるハイテク農業地区(写真:VNA)
一方、ベトナム農業農村開発省のレー・クォック・ゾアン次官は、日本企業がベトナム企業と連携してベトナム農業に投資することを奨励すると明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「農業農村開発省は、農業・農村への外国投資を奨励する政策に関する議定書を作成しています。この政策は、農業・農村に進出しようとする外国投資家に便宜を図り、ベトナム農業の発展を目指す協力を強化するためのものです。ベトナムと日本の企業は自分の経験と強みを発揮した上で、農業分野で連携と協力を強化し、両国関係の発展に貢献できると、私は確信しています。」
なお、ベトナムと日本の貿易総額は、2002年の50億ドルから、その10年後の2012年に5倍の250億ドルにのぼりました。また、2014年、ベトナム農業への日系企業の投資プロジェクトの数は34件で、その投資額は2億3千万ドルに達しました。