日本に暮らした事があるベトナム人のエッセイ (2)

今日のこの時間は、先週に続き日本に暮らした事があるベトナム人のエッセイをご紹介します。

「その間に、私は日本語を勉強することにしました。その目的は、日本の社会に入ることができるし、日常生活の交際に奉仕し、そして息子の先生と話し合うためでした。しかし、日本語を勉強するにつれて、色々(いろいろ)面白(おもしろ)さを感じるようになりました。というのは、全く新しい世界を発見したような感じでした。

5年間、日本で暮らした私は色々なことを体験しました。最も印象的なことは、2004年10月の震度7の新潟県中越大地震でした。日本に行き、半年が経ち、日本での生活に馴染めないし、日本語も上手くならず、特に、大地震を体験した事がなかった私はとても怖かったです。地震のときは長岡にいて、外国人は皆怖くて、叫びました。でも、日本人はそんな行動をしませんでした。子供から青年、お年寄りまで皆は落ち着いていました。その事は私を敬服させました。それだけでなく外国人を優先してくれました。布団のない人に布団を、夜に使う懐中電灯(かいちゅうでんとう)に電池をくれました。それらのことがあって、私は孤独という感じになりませんでした。また、雪国の冬も未経験なので雪の歩き方が分からず滑って転んだり、色々ありますが、長くなるのでやめます。

日本人に対する私の記憶は本当に素晴(すば)らしいものです。日本人は、効果を達成させるまでいつも働きます。こうした日本を知りベトナムに戻ってから、日本語を活すことにしました。、現在、私の家では、毎日、ベトナム人向けの日本語教室と日本人向けのベトナム語教室を(ひら)いています。私自身が自分の能力と体験を()かして、少しでもベトナムと日本の人々が互いに深く理解し合えるようになればと頑張っています。それでは、日本の皆さんも、頑張ってくださいね。さようなら。」

 

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