(VOVWORLD) -19日と20日の両日、日本のマスメディアは菅義偉首相のベトナム訪問について相次いで伝えています。
19日のNHKは「日本ーベトナム首脳会談 菅首相 中国を念頭に緊密連携を確認」をタイトルとした記事を掲載し、その中で、「就任後初めての訪問国、ベトナムを訪れている菅総理大臣は、首都ハノイの首相府で、日本時間の午前11時前から1時間余りフック首相と首脳会談を行いました。この中で、両首脳は、南シナ海などへの進出を強める中国や北朝鮮問題など地域の諸課題について意見を交わし、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた緊密な連携を確認しました。」と報じました。
一方、日経新聞は「日経新聞:ベトナム訪問中の菅義偉首相は19日、現地の大学で演説し、日本企業のサプライチェーン(供給網)を東南アジア各国に分散させる方針を示した。新型コロナウイルス禍で、日本の生産体制が中国に集中する状況にリスクがあると判断した。首相は新型コロナについて「持続可能な供給体制を構築し、強靱(きょうじん)性を強化する必要性を明らかにした」と述べた」と伝えました。