5日、ベトナム北部港湾都市ハイフォン市に本部を置くホンハー造船所で、ベトナム農業農村開発省は日本からODA政府開発援助として、無償で供与された中古の漁業取締船「HAYATO号」を受け取りました。
受領式典の風景(写真:thanhnien)
今回の漁業取締船は、日本政府が公約している5億円相当のODAの枠内で供与される漁業取締船3隻のうちの一つで、全長56メートル、幅9メートル、およそ1100トン以上の船で、日本では水産庁の漁業取締船として使われていました。
受領式典で、ベトナム駐在日本大使館の永井克郎公使は、「日本の船が有効に活用されることを願います」と述べたうえで、海洋秩序の維持に向け、両国の連携強化の重要性を強調しました。