先ごろ、京都府立医大など関西4大学でつくる「関西公立医科大学・医学部連合」は、東南アジアの医師らを受け入れて先端的な医療技術の研修を行う構想を検討していることを発表しました。
拠点候補地はJR大阪駅北側の再開発地区「うめきた2期」などを念頭に置いています。京都府立医大の吉川敏一学長は「関西をアジアの医療の中心にしたい」と明らかにしました。
ほかに連合に参加しているのは大阪市立大医学部、奈良県立医大、和歌山県立医大で、将来的には多くの医大・医学部に枠組みを広げたいということです。
構想では、ベトナムやタイ、マレーシアなどの東南アジアから、医師のほか看護師や検査技師といった医療従事者を受け入れ、研修を実施。各大学の関連病院などへ研修生を派遣し、現場で医療技術を指導します。