日越関係の強化

既にお伝えしましたように、12日、グエン・タン・ズン首相は日本の安倍首相の招きに応じて、15日までの日程で日本公式訪問を開始しました。訪問期間中、ズン首相はアセアン・日本対話関係樹立40周年を記念する首脳会議や、第5回メコン・日本首脳会議に出席するということです。


日越関係の強化 - ảnh 1

この訪問は経済、政治などのあらゆる分野におけるベトナムと日本との関係の強化に寄与すると期待されています。

国交が樹立されてから、ベトナムと日本との関係は絶え間なく発展しており、相互信頼と全面的協力が両国国民の貴重な財産と見られています。近年、両国は政治、外交、経済、人材育成など全ての分野で、互いに重要なパートナーとなっています。

政治面では、両国関係が絶え間なく拡大しています。2009年に両国は国交を戦略的パートナーシップに格上げすることを決定しました。両国の指導者らは相互訪問を頻繁に行い、相互信頼の強化に寄与しています。

経済面では、日本はベトナムの最も重要な相手国の1つとなっています。日本はベトナムの最大投資国となっているほか、ベトナムの貿易相手の中、第3位に立っています。2012年に、両国間の貿易額は247億ドルに達し、過去最高となりました。この関係の促進を目指し、両国は、経済連携協定など、複数の協力文書を締結しました。

また、教育、科学技術、文化、スポーツ、国防、海上安全保障などの分野での協力も日増しに強化されています。

この関係に関し、ファム・ビン・ミン副首相兼外相は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムと日本の関係は良好に発展しています。相互信頼と全面的協力が両国国民の貴重な財産となっています。両国の指導者らや国民の大多数が国交の格上げを支持していることはこれを証明するものです。これは両国関係の強化にとって、強固な土台となっています」

両国国民間の交流活動も活発に行われています。両国国民は相互支援を強化しています。東日本大震災の被災者に対するベトナム国民の支援運動はその証となっています。

ベトナム・日本友好協会のギェム・ブ・カイ会長は次のように語りました。

(テープ)

「外交関係が正式に樹立されたことは40年前ですが、両国国民間の関係が400年以上前からありました。両国は多くの類似点があります。1905年に日本への留学運動『ドンズー』を提唱したベトナムの愛国者ファン・ボイ・チャウが述べたように、日本とベトナムは『同文、同種、同州』つまり、同じ文化、同じ人種、同じ大陸という類似点があります。近年、両国の人々は多くの新しい類似点を発見し、それらの類似点を深めています」

この40年間に培われてきた両国関係は最盛期に入ったといえます。こうした中、今回のズン首相の日本訪問がその素晴らしい関係の強化に寄与することは間違いないでしょう。

ご感想

他の情報