* 今週、第13期ベトナム国会常務委員会第32回会議が開催されました。今回の会議は今月20日に開幕する第13期国会第8回会議の準備作業のほか、2015年の会計検査計画、国会や各レベルの人民評議会が任命した役職者に対する信任投票に関する決議改正案などを討議しました。また、国会常務委員会は2014年の経済社会発展計画と国家予算、2015年の経済社会発展計画案と国家予算案、予算の配分計画、市民の陳情の 解決状況に関する政府、最高人民裁判所、最高人民検察院の報告、ロンタイン国際空港の建設投資プロジェクトに関する政府の計画などについて意見交換しました。
* 今週、グエン・フー・チョン共産党書記長やハノイ選出の議員団はバーディン区及び、テイホ区の有権者との会合を行いました。会合で、議員らは有権者に国会会議の議事日程を報告する中で、今国会は10月20日から11月29日まで開催され、国の経済社会状況の他、17件の法案と法改正案、及び、3件の決議案を審議・採択するほか、12件の法案を討議するということです。会合で、参加者らは幹部育成、教育事業、汚職防止対策などについても意見交換しました。
* 10日午前、ハノイ市のミーディン国家会議センターで、10月10日の首都ハノイ解放60周年を記念する集会が行なわれました。集会には、グェン・フ・チョ ン共産党書記長、チュオン・タン・サン国家主席、グェン・タン・ズン首相、グェン・シン・フン国会議長を始めとする、老革命家、各層の人民、及びハノイ駐 在外交機関の代表が参列しました。集会で演説を行なったファム・クアン・ギーハノイ市党委員会委員長は次のように語りました。
(テープ)
「各世代の先輩方の大きな功労と犠牲に値する為に、今日のハノイ市民は歴史、文化及び革命の伝統を徹底的に発揮し、全面的かつ持続的な首都の建設に向けて決意を固めています。」
この機に、ハノイで、この歴史的出来事を祝う様々な文化活動が活発に行われました。
* グェン・タン・ズン首相の招きに応え、今月5日から9日まで、バヌアツのジョー・ナトゥマン首相はベトナムを公式訪問しました。ナトゥマン首相の今回のベトナム訪問は初めてのものです。訪問期間中、同首相はズン首相と会談するほか、チュオン・タン・サン国家主席を表敬訪問し、ベトナムの指導者らと会見しました。これらの席で、双方は両国関係を強化していくことなどで一致しました。
* 9日と10日の両日、ハノイで、ハノイ国家大学はドイツのコンラードアデナウアー財団の協力を得て、「ベトナム東部海域(南シナ海)での紛争、影響と平和的・協力的アプローチ方法」と題する国際シンポジウムを開催しました。席上、世界各国の学者らとベトナム学者らが、研究結果を交換し、ベトナム東部海域での紛争の影響や、その解決策などを討議しました。ハノイ国家大学のフン・スアン・ニャ学長は次のように明らかにしています。
(テープ)
「今回のシンポジウムは新しくない問題への新しいアプローチ方法を提案しました。海上紛争問題は新しいものではなく、多くの人の関心を集めています が、シンポジウムはこの問題を一カ国ではなく、他国の立場から見ました。これは国際法の尊重に関する各国の認識の向上や、団結の強化に寄与するものとなる と期待します」
* 今週、レ・ハイ・ビン外務省報道官は「中国がベトナムのホアンサ群島に属するフーラム島で建設工事を促進し、中でも、長さ2000メートルの滑走路がある」という情報に関し、「ホアンサ群島に対するベトナムの主権は争う余地がないものである。中国がこの海域で観光活動を行うのはベトナムの主権を深刻に侵犯し、海上問題解決の基 本的原則に関する両国の合意に合致していないものであり、ベトナム東部海域を始め、地域内の情勢を複雑化させている。ベトナムは中国に対し、この行為を直 ちに停止するよう求めている」と明らかにしました。