10月6日から1週間の主な国内ニュース


* 9日、ハノイで、第11期ベトナム共産党中央委員会第8回総会は10日間の議事日程を終え、閉幕しました。閉会式で、グエン・フー・チョン共産党書記長は「今回、打ち出した政策は経済社会発展、教育改革、党建設、祖国防衛事業に大きな影響を与える」と強調しました。また、チョン書記長は「この総会で、これまでの国内状況と国際情勢を分析した上で、2014年、及び2014~2015年期の目標、任務が出された」と明らかにし、次のように語っています。

(テープ)

「第11期の残りの2年間、マクロ経済の安定化、インフレ抑制、成長率の回復、成長モデルの刷新と経済再構築を柱とする3つの戦略的解決策の実施を 基礎とする競争力の向上をさらに尽力しなければなりません。また、社会安全保障と国民の生活水準の改善にも取り組む必要があります。さらに、2014年 に、マクロ経済の安定化、インフレ抑制、企業の困難解決の援助を優先課題として実施すべきです。」

一方、党中央委員会は祖国防衛戦略に関する第9期党中央委員会第8回総会決議の実施状況を総括した際、地域と世界情勢が複雑に推移している現在、「国の建設と防衛を両立させる」という祖先の教えを活用する必要がある」との見解を示しました。


* チュオン・タン・サン国家主席は、7日から8日にかけてインドネシアで開かれていたAPEC=アジア太平洋経済協力会議第21回首脳会議に出席しました。今回の会議で、サン国家主席は、「現在の世界経済情勢における多角的貿易体制を強化するためのAPECの役割」をテーマにした首脳会議で、基調講演を行いました。講演の中で、サン主席は経済の連携やボゴール目標達成に関する方策などを提案しました。サン主席は「ベトナムは2017年にAPEC首脳会議と関連活動を主催する」と発表し、次のように語りました。

(テープ) O SANG

「APEC首脳会議の主催は、国際社会への主体的かつ積極的参入に関する第11回ベトナム共産党大会の決議の実現に向けたベトナムの決意を示しま す。同時に、アジア太平洋地域に対するベトナムの長期的ビジョン、及び、地域内の諸問題の解決プロセスに対するベトナムの貢献を示すものでもあります」

この機に、サン国家主席はインドネシア、ブルネイ、中国、ロシア、アメリカ、日本、オーストラリアの指導者らと個別会見を行いました。


* 今週、グエン・タン・ズン首相は、ブルネイ国王の招きに応じて、第23回アセアン首脳会議と関連各会議に出席しました。ベトナムは、今回のサミットを通じて、アセアン内の団結の強化や、地域におけるアセアンの中核的な役割の強化、繁栄したアセアン構築の促進などに寄与したい意向があります。会議の際に、ズン首相はアセアン加盟諸国や相手国の指導者らと個別会合を行い、協力強化策などについて話し合うほか、オーストラリア首相とともにアジア太平洋地域におけるマラリア予防対策に関する会議を主催しました。


* 今週、10月4日に死去したベトナム国民の敬愛するボー・グエン・ザップ将軍の国葬が盛大に開催されました。国内の人々のほか、世界各国の代表団も参列し、将軍に対する感情を示しています。また、世界の多くの国の元首がベトナムに弔電を送り、哀悼の意を表明しました。さらに、各国のマスメディアも将軍の生涯、事業、功績、才能、道徳などを讃える多くの記事と論評を掲載しています。


* 今週、ハノイで、第13期国会常務委員会第22回会議が10日から15日の日程で開幕しました。国会事務局によりますと、今回の会議では、国家目標プログラムの実施に関する政府報告や、政府債券の発行、経済再構築案の実施状況、現憲法改正案、入札法改正案、ベトナム人民軍士官法改正案、人民公安法改正案などを討議するということです。また、第13期国家委第6回会議の準備作業や、水力発電のマスタープランに関する政府報告なども主要議題となるとしています。

ご感想

他の情報