*ハノイで開催中の第13期ベトナム国会第4回会議の3週目に質疑応答が行われました。商工相、保健相、建設相、及び国家銀行総裁に続き、グエン・タン・ズン首相は質疑に応答しました。ズン首相は2013年の経済社会発展計画や汚職・浪費防止対策などに関し、質疑に応えました。また、各企業の困難の克服、経済社会発展の促進を目指す4つの解決策を紹介し、次のように語りました。(テープ)
「政府はマクロ経済の安定化、経済成長の維持、インフレ抑制に力を入れます。これは基本的かつ長期的な解決策で、企業の困難を軽減するでしょう。第 2の解決策は経済再構築を促進し、経済モデルの移行を企業に有利な条件を作り出すような措置を連携させること。第3の解決策は不良債務や在庫商品の処理、 不動産市場の活発化を進めること。第4の解決策は行政手続と体制を含む行政改革を促進し、明確な市場経済をつくり、企業の活動に便宜を図るということで す。」
ズン首相はこのように語りました。
なお、今週の国会では1992年憲法改正案、個人所得税法改正案、テロ防止法案、国防・安全保障教育法案について討議が行われました。
*17日、グエン・タン・ズン首相率いる代表団はカンボジアで開催されるASEAN=東南アジア諸国連合第21回首脳会議と関連会議に臨みました。この会議で、ベトナム代表団は団結で、強固なASEANづくりに向け、構想を提案する予定です。
*15日と16日、ウクライナのアザロフ首相はベトナム公式訪問を行いました。訪問期間中、アザロフ首相はグエン・タン・ズン首相と会談し、両国の伝統的な友好関係と経済、貿易、安全保障、国防を中心とする協力の強化措置について討議しました。また、アザロフ首相はベトナム共産党のグエン・フーチョン書記長、チュオン・タン・サン国家主席、グエン・シン・フン国会議長を表敬訪問しました。
*今週、ロシア連邦院のマトヴィエンコ・ヴァレンチナ・イヴァノヴナ議長は2日間にわたり、ベトナムを訪問しました。マトヴィエンコ議長とグエン・シン・フン国会議長との会談で、双方は世界の平和、安定の維持に向け、国際場裏での連携を強化し、両国の友好と協力関係の促進に力を尽くすことで一致しました。
*11月18日のベトナム祖国戦線の前身であるベトナム民族統一戦線創立82周年にあたり、グエン・フーチョン共産党書記長、グエン・シン・フン国会議長はハノイ市とナムディン省で行われた民族大団結の日」と題するイベントに参列しました。また、ハノイでは記念式典が行われました。式典で、ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のフィン・ダム議長は「この82年、共産党の指導の下で、祖国戦線は人民各層の力を発揮し、フランス植民地主義者とアメリカ帝国主義者との抗戦を勝利へ導いた」と述べ、次のように語りました。(テープ)
「ベトナム祖国戦線は1992年憲法総括、改正プロセスに積極的に参加しており、全民族の団結を発揮し、国内で様々な愛国競争運動を行っています。また、われわれは活動を更に強化するため、全力をあげて取り組んでいきます。」
フィンダム議長はこのように語りました。