11月20日から一週間の主な国内ニュース


*    23日午前、ハノイで、1ヶ月あまりにわたり開催されていた第14期国会第2回会議が閉幕しました。今国会では、2016年の経済社会発展計画と国家予算の実施状況が討議されした。法制定について、国会は、3件の法律、11件の決議を検討、採択した他、14件の法案に意見を提出しました。閉会演説に立ったグェン・ティ・キム・ガン国会議長は今国会の重要な結果の概要報告を行い、次のように語りました。 

(テープ)

 「国会議員らは、国の難題を率直に引き出すと共に、その適切な解決策を提出してきました。今国会は、慎重に検討した上で、南部ニントアン省における原子力発電所の建設計画の中止を決定しました。」

*    ベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長はラオスのブンニャン・ボラチット人民革命党書記長兼国家主席の招きに応じて、24日から26日の日程でラオス公式訪問を行いました。訪問期間中、チョン書記長はブンニャーン・ウォーラチット ラオス人民革命党書記長兼国家主席、トンルーン・シスリット首相、パーニ・ヤートートゥー国会議長らと会談や会見を行ないました。双方は政治関係を強化すること、両国の党、国家の指導者による会見を維持すること、両国の党、国家の協力体制を拡大すること、各省庁、機関、国会の各委員会、大衆団体の協力を強化することなどで一致しました。25日午前、チョン書記長はラオス国家大学を訪れ、同校の幹部、講師、学生と懇談会を行いました。席上、チョン書記長は、「両国間の特別な関係は貴重な財産である」とし、次のように語りました。

(テープ)

「両国の指導者は、若者たちが今後、両国のその貴重な財産を重視し守り、発揮してゆくと信じています。若者の皆さんが質の高い人材になれるよう、心身練磨に励み、それぞれの国の工業化現代化事業と両国の協力関係の強化に貢献するよう希望します。」

*    今週、グエン・スアン・フック首相はカンボジアのシェムリアップで開催されたCLV9=カンボジア、ラオス、ベトナム開発三角地帯の第9回首脳会議に出席しました。開会式で、グエン・スアン・フック首相は、主催国の周到な準備を高く評価するとともに、「地域と世界経済が複雑に推移しているにもかかわらず、ベトナム、カンボジア、ラオス3カ国はマクロ経済の安定化や投資誘致の促進、国際社会における地位向上が図られた」と強調しました。この機に、フック首相は、ラオス首相や、カンボジア首相との個別会見を行い、関係強化策などについて話し合いました。

*    チャン・ダイ・クアン国家主席夫妻はイタリアのセルジョ・マッタレッラ大統領の招きに応え、21日から24日までのイタリア国賓訪問を行いました。クアン主席はマッタレッラ大統領と会談し、両国関係が多分野において、積極的に発展していることで一致すると同時に、ベトナムとイタリアの戦略的パートナーシップを効果的かつ広範に発展させるという決意を強調しました。イタリア訪問後、クアン国家主席はフランシスコ法王の招きに応じて、バチカン市国を訪れ、法王を表敬訪問した他、ピエトロ・パロリン首相と会見しました。フランシスコ法王はクアン国家主席の今回のバチカン市国の訪問を歓迎すると共に、「これはベトナムとバチカン市国との相互理解が強化された上で、双方の関係を促進するチャンスである」と強調しました。イタリアとバチカン市国への訪問を終わった後、チャン・ダイ・クアン国家主席は、26日から27日までマダガスカルの首都アンタナナリボで開催される第16回フランコフォニーサミットに出席します。


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