・ 今週、ロシアのメドベージェフ首相、デンマークのヘレ・トーニング・シュミット首相、及びイランのアハマディネジャド大統領はベトナムを公式訪問しました。
メドベージェフ首相とグェン・タン・ズン首相
ベトナムを訪問期間中、ロシアのメドベージェフ首相はグェン・タン・ズン首相と会談し、グェン・フ・チョン共産党書記長、チュオン・タン・サン国家主席及びグェン・シン・フン国会議長とそれぞれ会見を行いました。また、デンマークのヘレ・トーニング・シュミット首相はグェン・タン・ズン首相と会談し、グェン・フ・チョン共産党書記長を表敬訪問しました。
ベトナムとロシアとの関係について、メドベージェフ首相とズン首相は両国の政治・経済・文化・社会などの分野における協力関係を強化し、2015年までに両国の取引額を70億ドルにするように取り組むことで一致しました。記者会見で、グェン・タン・ズン首相とメドベージェフ首相は、ベトナム・ロシアの全面的な戦略的パートナー関係を効果的に発展させる決意を表明しました。ズン首相は次のように語りました。(テープ)
「私たちは両国の各省庁や関連機関が石油ガス、原子力発電、軍事技術などの分野における戦略的協力プロジェクトの実施へ向けて絶え間なく努力していくことを高く評価しています。ベトナムとロシアの政府はそれぞれの国における石油ガスの試掘と開発の拡大、ベトナム中部ニントアン省における原子力発電所1号の安全で効果的な建設へ向けて両国の各省庁と各企業に全ての有利な条件を作り出します。」
ズン首相はこのように語りました。
ヘレ・トーニング・シュミット首相とグェン・フ・チョン共産党書記長
一方、ベトナムとデンマークとの関係について、デンマークのヘレ・トーニング・シュミット首相とズン首相は、気候変動対応や、環境、エネルギー、グリーン成長の分野における戦略的なパートナー関係を強化することや、両国の商取引額を10億ドルにすることなどで一致しました。
アハマディネジャド大統領とチュオン・タン・サン国家主席
そして、イランのアハマディネジャド大統領はチュオン・タン・サン国家主席と会談し、グェン・シン・フン国会議長と会見した他、グェン・フ・チョン共産党書記長を表敬訪問し、ベトナムとイランとの協力関係の強化措置などについて討議しました。
・ 今週、ベトナムのグェン・タン・ズン首相はラオスの首都ビェンチャンで開かれた、ASEM=アジア欧州会議第9回首脳会議に出席しました。
ズン首相
この際に、グローバルな課題に関する討論会で、ズン首相は、アジア地域を代表して、演説を行ないました。ズン首相は次のように語りました。 (テープ)
「ASEMは世界人口の約60%とGDPの半分以上を占めています。ですから、ASEMは共通の問題を解決できるグローバル的連携と協力の規制の形成に寄与する可能性と責任を持っています。我々は、公平・民主主義及び効果的な方向に従って国連や、国際金融組織の改革へ向けて引き続き努力すると同時に、現行の地域協力規制の効果を向上させる必要があります。」
ズン首相はこのように語りました。
首脳会議の枠外で、ズン首相は、日本、オーストラリア、フィンランドの首相と個別会見を行いました。
・ 今週、ハノイで開かれたの第13期ベトナム国会第4回会議では、汚職防止対策法改正案、土地分野における政策や法律の実施、1992年憲法改正案、自然災害予防・軽減法案、科学技術法改正案、2013年における国会の監督活動プログラムの討議が行なわれました。
ルオン・タイン・ギー報道官
今週、ハノイで、行なわれたベトナム外務省の定例記者会見で、ルオン・タイン・ギー報道官はラオスがメコン川で水力発電所を建設することに関する記者団の質問に答え、「水源をはじめ、メコン川の資源を公平かつ合理的に使用することは流域諸国の持続的な発展にとって重要な意義を持つ」とした上で、メコン川での水力発電所建設はこの川に関する総合的な開発計画に従って行われるべきであるというベトナムの立場を再度確認しました。
OCAアジアオリンピック評議会の発表によりますと、ベトナムの首都ハノイはインドネシアのスラバヤ市とアラブ首長国連邦のドバイを飛び越し、2019年の第18回アジアスポーツ大会の開催都市となります。
中国のマカオで発言にたったOCAのアルサバ議長は「OCAとベトナム政府はアジアスポーツ大会の大成功を得るため、全力を挙げて取り組むよう希望を表明しました。