12月22日から一週間の主な国内ニュース

* 24日午後、ハノイで、第13期ベトナム国会常務委員会第23回会議はコミュニケを発表し、閉幕しました。今回の会議の最も重要な議題はベトナム社会主義共和国の憲法施行計画と2001年の国会組織法施行状況です。会議のコミュニケによりますと、同委はベトナム社会主義共和国の新憲法施行計画と2001年の国会組織法施行状況に対する意見を集約しました。憲法施行計画に関しては、次回の同委の会議でも討議されます。2001年の国会組織法に関しては、国会事務局に対し、議員らの意見をまとめ、改正計画を立案するよう求めました。また、第13期国会第7回会議の議事日程や内容などについて討議し、一致を達成し、国会事務局にその議事日程と内容の調整を委託するということです。

* 今週、1992年憲法改正案作成委員会の活動を総括する会議が開催されました。席上、グエン・フー・チョン書記長は同委の努力を高く評価したほか、「改正憲法は全党、全軍、全国民の知恵の結晶である」と強調しました。チョン書記長は国会に対し、新憲法の実施に力を入れるよう要請しました。

* 今週、党中央委員会本部で、汚職防止対策中央指導委員会は第4回会議を開催し、2013年の活動状況を総括するほか、2014年の活動計画について討議しました。会議で、査察活動や、汚職事件の処理などに関する速報が読み上げられました。席上、チョン書記長は次のように語りました。

(テープ)

「汚職防止対策に関する政策や法律を健全化させる必要があります。さらに、汚職防止対策分野に携わる幹部の能力を向上させるほか、汚職防止対策に関する宣伝、啓蒙、教育と国際協力も強化しなければなりません」

* 今週、ハノイで、グエン・シン・フン国会議長の主催の下、農業・農村・農民に関する第10期共産党中央委員会第7回総会の決議の実施状況を総括し、今後の活動計画を討議する会議が開催されました。会議の報告によりますと、この5年間、ベトナムは様々な成果を収めてきました。具体的には、農業が近代化され、農村のインフラが整備され、農民の生活が一段と改善されてきたということです。特に、新しい科学技術の導入は農業生産に突破口を切り開き、農村での生産とサービス業が効果をあげています。さらに、農業生産共同組合も発展し、農村労働者500万人に雇用を創出したとしています。

* 今週、チュオン・タン・サン国家主席は最高人民検察院、最高人民裁判所、法科大学の代表と会合を行い、2014年の活動計画などについて討議しました。サン主席はこれらの機関に対し、国の司法改革事業を促進するために、幹部の能力の向上や、組織の健全化などをできるだけ早く行うよう要請しました。

* 今週、カンボジアのフンセン首相はベトナム公式訪問を行いました。ベトナムはフンセン首相の再選後の初の外遊先となっています。訪問期間中、フンセン首相はズン首相との会談やフン国会議長との会見を行った他、グェン・フー・チョン共産党書記長とチョン・タン・サン国家主席を表敬訪問しました。今回、両国は10件の協力文書を締結しました。

* 今週、2014年の経済社会発展計画に関する国会決議の展開を目指す政府と各地方によるサテライト会議が開催されました。ズン首相をはじめ、各副首相、63の省・市の指導者らが出席しました。会議では2013年の経済社会発展と国家予算に関する政府決議の実施状況が評価されたほか、2014年の経済社会発展計画と国家予算案の実施を目指す政府の決議案について討議が行われました。席上、ズン首相は次のように語りました。

(テープ)

「今年に重要な成果を収めました。これらの成果がマクロ経済のスポットライトであるとの意見もあります。しかし、今後もマクロ経済の安定化や、インフレ抑制などに力を引き続き入れていく必要があります。2014年のGDPの成長率が5・8%に達するという目標の実施のために不良債務問題や、行政手続に関する問題も解決しなければなりません」

政府と各地方との年末会議がサテライト式として行われたのは今回が2回目であり、節約と効果向上が図られたと評されています。

* 今週、枯葉剤被害者協会の第3回全国代表大会や、「ベトナム人口の日」を記念する集会などの社会活動が活発に行われました。

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