13日から一週間の主な国内ニュース

* 今週、日本の安倍首相と韓国の姜昌煕( カン・チャン・ヒ)国会議長らはベトナム公式訪問を行い、ベトナムの指導部と会合しました。安倍首相との会合で、ベトナムの指導者らは越日の戦略的パートナー関係の強化策などを討議し、複数の具体的な措置で一致しました。安倍首相との会談後行われた記者会見で、ベトナムのグエン・タン・ズン首相は次のように語りました。

(テープ)

「両国間の友好協力関係の絶え間ない発展、及び、両国の指導者が達成した合意の履行のため、両国の高級指導者らによる相互訪問と各レベルの対話の強化を継続することを提案します。ベトナムはベトナムに対する日本のODA=政府開発援助に感謝申し上げます。また、安倍首相がベトナム向けのODAを維持すると公約したことを歓迎します」

ズン首相はこのように語りました。

* 17日午前、ベトナム共産党のグェン・フ・チョン書記長率いる代表団は、ベルギーのエリオ・ディルポ首相、欧州理事会ヘルマン・ファン・ロンパイ議長、イ タリアのナポリターノ大統領、イギリスのデービッド・キャメロ首相の招きに応じて、ベルギー、EU=欧州連合、イタリア、イギリス歴訪を開始しました。同日、ブリュッセルで、チョン共産党書記長は欧州理事会のバン・ロンパイ議長と会談し、ベトナムとEUとの協力の強化策などについて協議しました。これらは各レベルの訪問団の交換を継続することやPCA=全面的なパートナーシップ協力協定の批准、FTA=自由貿易協力協定の交渉を加速することなどです。

* 14日午前、ハノイで第13期ベトナム国会常務委員会の第14回会議が開幕しました。今回の会議では土地法改正案、国防安全保障教育法案、テロリスト防止対策法案、自然災害軽減法案、科学 技術法改正案に関する重大問題への意見集約が行なわれました。特に、国会常務委員会は「国会・人民評議会が任命した役職者に対する信任投票を行う」という決議の施行ガイダンスに関する決議を賛成多数で採択しました。

* 17日午前、ハノイの人文社会科学大学で、「1973年のパリ和平協定・40年を振り返る」と題する科学シンポジウムが開催されました。シンポジウムにはベトナムの元外交官、各国駐在大使、パリ和平協定交渉団の元団員、歴史証人、科学研究者のほか、フランスや、ドイツ、アメリカの戦略・軍事歴史研究 院や大学の代表らも参加しました。人文社会科学大学校長のグエン・バン・カイン教授はパリ和平協定の大きな意義を強調し、次のように語っています。
(テープ) Khanh

「シンポジウムはこの出来事を全面的かつ多方面の視野に入れ、主要な内容に集中します。第一はパリ和平協定の交渉に導いた歴史状況。第2はパリ協定 の交渉に際し得られたアメリカ、旧ソ連、中国の利益。第3はベトナムと世界各国の平和愛好者の勝利に対するパリ協定の意義です。地域と国際情勢が複雑に推 移している現在、シンポジウムで発表される報告や意見を通じて、外交活動と紛争解決に関する経験や教訓が引き出されるよう希望します」

カイン教授はこのように語りました。

* 16日午前ハノイで、グェン・タン・ズン首相は政府と国営経済グループ、総公社との会議を主催しました。この会議は国営経済グループ、総公社の2012年の任務実施状況を総括し、2013年の指標を定めるためのものです。会議で、ズン首相は 「政府は各グループ及び総公社の活動に有利な条件を作り出す」とした上で、各グループと総公社に対して弱点を克服するよう求めました。また、各グループと総公 社は経営活動の再編及びグループ、総公社の再構築を積極的に行うよう要請しました。

* 14日夜、ベトナム共産党機関紙ニャンザンの主催により、「2012年の農業、農村、農民」をテーマにした作文コンクールの授賞式が行われました。このコンクールに寄せられた国内各地の300の作品の中で、19の作品は受賞し、その中で、レー・ドゥク・ギァさんとミン・チさんが執筆した「海の 力で富を成す」という作品は一等賞を、「ベトナム果物の発展方向性を模索」や、「農業農村分野に携わる企業の困難の解決」、「村人と稲」という3つの作品 は2等賞を獲得したほか、5つの作品は3等賞を、10の作品は奨励賞を受賞しました。

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