22日からの一週間の主な国内ニュース

*今週、チュオン・タン・サン国家主席はアメリカのオバマ大統領の招きに応え、24日から26日にかけて、アメリカ公式訪問を行いました。訪問にあたり、サン国家主席とオバマ大統領は会談を行い、両国の協力関係や地域と国際問題について討議しました。会談で、両首脳は国連憲章、国際法、そしてそれぞれの政治体制、独立、主権、領土保全の尊重を原則にベトナム・アメリカ全面的パートナー関係の構築を決定しました。オバマ大統領はベトナムの経済刷新事業の成果を評価しました。また、両者は「経済、貿易、投資分野での協力は越米の全面的パートナー関係の基盤となり、その発展に原動力をつけるであろう」と強調するとともに、それぞれの国の発展度合に配慮した上で、できるだけTPP=環太平洋経済連携協定の交渉を早く完成すると表明しました。更に、両者はAPEC=アジア太平洋経済協力会議やARFアセアン地域フォーラム、EAS=東アジア首脳会議など、地域と国際場裏で連携を強化することで一致し、ベトナム東部海域いわゆる南シナ海での紛争を平和的措置で、国際法、中でも1982年国連海洋法条約を基礎に解決すること、及び武力行使・威嚇をしないという原則に対する支持を再確認しました。会談後、両首脳は共同記者会見を行い、会談の結果を発表しました。サン主席は次のように語りました。

(テープ)

「我々は政治、外交、科学技術、国防・安全保障分野での協力や戦争による後遺症の克服、人権、在米ベトナム人問題などについて建設的かつ率直な協議を行い、合意をみました。今後、両国の高級代表団による訪問や各レベルの対話を強化する計画です。これは政治的信頼の醸成に際し重要な基盤となると思います。」

サン国家主席はこのように語りました。

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*今週、グェン・シン・フン国会議長は韓国とミャンマー公式訪問を行いました。韓国の訪問にあたり、フン議長は同国のカン・チャンヒ国会議長と会談を行いました。会談で、双方は「地域の平和、安定、発展、および、両国国民の利益のために、両国間の全面的戦略的協力パートナーシップを新しい発展段階に押し上げる用意がある」と確認しました。フン議長は経済、労働、文化交流、教育養成、観光の各分野での両国間の協力関係を更に促進するよう希望を表明しました。一方、ミャンマー公式訪問にあたり、フン議長はミャンマーのキン・アウン・ミン上院議長と会談し、トゥラ・シュエ・マン下院議長と会見した他、テイン・セイン大統領を表敬訪問しました。これらの席で、双方は、両国国会の各機関は相互訪問、経験の 交換を頻繁に行なう必要があることで一致しました。

*今週、中部ゲアン省で、北西地域指導委員会はイエンバイ、フート、ホアビン、タインホアの北部山岳地帯にある各省や、ゲアン省に住む各少数民族の有力者を顕彰する会議を行いました。これらの人々は地元の行政府と協力して、共産党と政府の政策の宣伝啓蒙を行い、子孫と親族など周辺の人々に法律の遵守を呼びかけ、国の建設防衛事業に寄与してきました。会議で、北西地域指導委員会のブイ・タイン・トゥ( Bui Thanh Thu) 副委員長は次のように語りました。

(テープ)

「各地方行政府は少数民族出身の有力者の役割について宣伝を強化するとともに、地元の経済社会発展に対するそれらの人々の役割をさらに高めるための措置を取る必要があります。これらの人々は各地方行政府が少数民族を対象にした民族政策の実施状況を監視するとともに、地元住民の願望や意見を把握した上で、これらの願望と意見を行政府に提出しなければなりません。」

トゥ副委員長はこのように語りました。

*今週、7月27日の傷病軍人・戦没者の日66周年を迎えるにあたり、様々な記念活動が全国各地で開かれました。ハノイで、「戦没者の恩を思う」芸術交流会が行われました。席上、ベトナム戦没者遺族補助協会は30人の戦没者の身元を判明するDNA鑑定の結果を戦没者の遺族に引き渡しました。グェン・ティ・ゾアン国家副主席は北部バク・ニン省テェン・ズ県ダイ・ドン村に住む傷病軍人と戦没者の遺族を見舞い、プレゼントを手渡しました。グェン・ティ・キム・ガン国会副議長は、南部ロン・アン省に住む傷病軍人と戦没者の遺族を見舞い、プレゼントを手渡しました。

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