2月14日から一週間の主な国内ニュース


*   今週、ベトナム全国民は伝統的お正月テトを楽しく迎えています。毎年大晦日の恒例になっているベトナム国家主席から全国民と、軍隊、国外在留ベトナム人に向けて新年を祝うメッセージをお届けしました。その中で、チュオン・タン・サン国家主席は次のように語りました。

(テープ)

「2015年に入り、我々は、収めた成果を発揮し、弱点を克服し、あらゆるチャンスを活用し、困難を乗り越え、2011年から2015までの5カ年計画の目標を達成し、国の独立・主権・領土保全を確保し、平和環境を維持し、党建設事業と汚職・浪費・官僚主義・道徳衰退の防止対策を促進していく必要があります」

大晦日の夜、ハノイなどで、花火が打ち上げされました。ハノイ市バーディン区に住むゴ・ゴック・ディエンさんは次のように話しました。

(テープ)

「新年明けまして、幸せな生活をお祈り申し上げます。昨年、ベトナムは経済面での多くの困難を乗り越えましたが、今年、国の経済は発展し、各家庭は豊かな生活を送るよう期待しています」

また、南部ホーチミン市で、「花の道」や、「ブックロード」、文芸公演など様々な娯楽・文化活動が行われ、中でも、「新年と党を祝う」という特別な音楽会が開かれました。一方、北部山岳地帯ディエンビエン省とイエンバイ省で、新年を祝う花火が打ち上げられました。北部のバクニン省、南部のドンタップ省、カントー市で、「新春を祝う」という芸術公演が行われました。


*   国外在留ベトナム人もテトを楽しく迎えています。アメリカ・カリフォルニア州のサンフランシスコ市に駐在するベトナム総領事館はサンフランシスコ市在留ベトナム人との懇親会を行いました。席上、ブオ ン・ハイ・ナム総領事は2014年にベトナムが収めた成果を紹介すると共に、「ベトナム国家は国外在留ベトナム人がベトナム民族から切り離せない一部として見なしている」と改めて強調しました。


*   テトに当たり、ベトナムの指導者らは様々な活動を行いました。グェン・フー・チョン共産党書記長は、ベトナムの声放送局のインタビューに答え、その際、「2014年、ベトナムの経済成長率はおよそ6%に達し、マクロ経済がかなり安定してきた。ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)問題を良好に処 理し、国の建設と発展に向けて独立・主権・平和を断固として保護し、党建設作業を良好に行い、国際場裏におけるベトナムの威信が日増しに高まっている」と 強調しました。チョン書記長は次のように語りました。

(テープ)

「2015年の主要な任務の一つは党建設と各レベルの党大会の準備を結び付けて良好に行うということです。中でも、新たな段階の要求に応えるため、方向や任務の確定、及び道徳と才能を兼ね備えた人事の選出などがあります」

一方、チュオン・タン・サン国家主席は南部ロンアン省を訪問し、同省の住民、中でも定年退職者、出稼ぎ労働者と懇親会を行いました。この機に、サン主席は、テトに帰郷できないベンルック県で働いている出稼ぎ労働者の宿泊を訪れ、労働者の生活状況を視察しました。


*   テトを楽しんでいますが、多くの企業は生産・経営活動を再開しました。19日午前、東北部のクアンニン省で、ベトナム石炭鉱産グループ所属カムファー倉庫・港湾運営会社は中部タインホア省にあるギーソンセメント生産工場との契約を実施し、8000トンの石炭を販売しました。同日、北部山岳地帯ラオカイ省で、同省のアンビン農産物輸出入株式会社は、中国からの輸入を行いました。同社のパートナーである中国の茂葉・河口(もよう・かこう)貿易株式会社の葉揮(ようき)社長は次のように語りました。

(テープ

「旧正月の元日にもベトナムに商品を輸出でき、嬉しいです。これは、今年におけるベトナムのパートナーとの取引が盛んになると信じています。今後も、ラオカイ省と河口市とのビジネスが益々発展していくよう希望します」

さて、18日夜、ホーチミン市のタンカンサイゴン社も活動を再開しました。今年、同社はヒェップフオク港を稼動させるほか、ロジスティクスサービスを完備するという目標を掲げています。

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